沖縄県恩納村「朝日会」 Part2 ~ 七つの子 ~

 

朝起きると快晴で気温は残暑を思わせるような暑さでした。昨夜は楽しいお酒を飲んだので、車は朝日会のある港に置いて歩いて帰りました。

そこで、今日は歩いて車を取りに、散歩がてらでかけました。

路地を抜けて、皆さんが何かあると集まる公民館の前を通り、

グランドを横切り、公園を横目で見ながら、歩きます。

朝日会に行ってみても、まだ誰もいませんでした。

車に乗りあちらこちらを訪ねた後で、夜になったらもう一度出直すことにしました。

ドライブの途中、金城さんのお店では奥様と世間話をしました。

その後、登川さんの事務所に立ち寄らせてもらいました。登川さんの事務所では、事務のキョウちゃんが親切にしてくれました。

そして夕方になると朝日会に寄せてもらました。


5時半になると、村中に聞こえる拡声器の音で童謡の「七つの子」のメロディが聞こえ、

「よいこのみなさん こんばんは。もうそろそろお家に帰る時間です。お家に帰ったら予習、復習をしましょう。家族のみなさんに今日の一日の出来事をお話しましょう。」

と呼びかけています。

朝日会では山城さんお二人、富着さん、金城さんがすでにいらっしゃいました。その後メンバーの方がどんどん集まってきました。


今夜のご馳走は、タコ獲り名人の上間さんが持って来てくださったイカを、お刺身にしていただきました。

モンコウイカのことを沖縄ではコーイカと呼びます。

珊瑚礁の一番外側のリーフが海に深く入りこむところに、コーイカが卵を産み付ける場所があります。そこに1~4月頃、たくさんのコーイカが卵を産み付けに集まって来るということですが、この場所は漁師の秘密です。

イカの美味しいところは、獲物を集めるために使うイカの手の先が一番美味しいと言われています。一匹のイカでも少ししかありません。

巻貝の話が出ました。明日、金城さんが巻貝を船を出して獲りに連れて行ってくれることになりました。

巻貝は一つ一つを貝から取り出す作業が大変です。茹でていただくのですが、弾力のある固さが歯ごたえとなりタコとは少し違う美味しさを感じます。

巻貝のことを沖縄ではチャンバラ貝と呼びます。貝の外の模様が刀が交差してチャンバラをしているように見えるからです。

少し冷え込んでくると、貝は砂地から出てきます。10キロの巻貝で食べられる身の部分は1キロぐらいにしかなりません。バブルの頃は1キロ7~8000円で取引されていました。今は3000円ぐらいです。

今夜も新しい知識や知らなかった情報を教えてもらえ、楽しいお酒をいただくことができました。ご馳走様でした。

2004年11月9日(火)

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください