スタッフ投稿:今日のお弁当

たびたびの登場となります、スタッフのSです。今回は恥ずかしながら僕のお弁当をご紹介します。

タイトルにもあるようにあくまでも投稿ですので、社長がこんな貧相な弁当を…?と勘違いなさらないでお読みください。

僕は一人暮らしをしているため、晩御飯などは自分で作ったりします。学生の頃からずっと一人暮らしなので道具などは揃っていますし、外食するよりはるかに安くご飯が食べられるので、凝った料理はちょっと無理ですが簡単なものなら作るようにしています。

僕の料理の欠点は「○人分」という具合に分量を正確に作れないところです。野菜や肉など、あるものをとりあえず使ってしまうので、鍋一杯あふれんばかりのカレーを作ってしまったり、玉子と大根だけのおでんなどを作ってしまったりします。というわけで、昨晩もカレーを鍋にいっぱい作ってしまったので、お弁当にして持ってきました。ちなみに今朝もカレーを食べてきたので3食連続でカレーです…

お弁当全景

まず、材料です。
野菜はカレーに定番のにんじん、じゃがいも、たまねぎです。にんにくはスライスして、最初にたまねぎと一緒にオリーブオイルで炒めます。

材料

カレー粉の箱の裏の「おいしい作り方」には、サラダ油で炒めると書かれていますが、あまり気にせずにいつも愛用しているオリーブ油を使ってしまいました。
ところで、サラダ油はなぜ『サラダ』なのでしょうか?オリーブ油はオリーブからとれるから「オリーブ油」というし、菜種油だってひまわり油だって、『原料名+油』という名前になっています。まさかサラダからとった油というわけではないでしょうから、不思議です。

材料

肉の写真は撮り忘れました。近所のスーパーで「一口ヘレカツ用」の豚肉を買ってきて入れました。いわゆるカレー用の肉より柔らかそうでおいしそうです。
肉は、たまねぎとにんにくを炒めたあとに、鍋の中で一緒に炒めます。このときに、あらびきコショーをたっぷりと入れると、スパイシーな雰囲気に仕上がります。

ちなみに「ヘレカツ」という言い方は関西独特のもので、関東では「ヒレカツ」と言っていました。

カットトマトの缶詰

たまねぎと肉を炒めたら、カレーっぽい大きさに切ったにんじんとじゃがいもを鍋に入れます。軽く炒めたら、カットトマトの缶詰を入れます。ホールトマトでもOKです。今回はこれではあまりにも水っ気が足りなかったので、水を足しました。
このトマトの缶詰がポイントです。

カレーライスは日本で独自に進化した「洋食」です。この洋食らしさを出すために欠かせないのが『トマト味』です。子供の頃にお母さんが作ってくれたミートソーススパゲティや、オムライス、ロールキャベツはみんなケチャップ味でした。喫茶店で食べるナポリタンスパゲティもトマトケチャップの味がします。

というわけで、トマトの缶詰を入れると、ちょっと酸味が出てぐっと洋食らしいカレーになります。インド風の正しいカレーにはきっと使えないでしょうけど。

しばらくグツグツと煮込みます。トマトを入れたので、このままでもミネストローネ風のおいしいスープになりそうな気がします。今度試してみたいと思います。

あくを取りつつ、味見をして、塩・コショーを投入します。

頃合いを見て、火を止めカレールーを入れます。違うメーカーのものを混ぜるとおいしくなる気がするので今回もそうしました。

鍋

しかし、違うメーカーなのに、パッケージがそっくりです。2つとも中辛だったのですが、文字の色や飾りつけ、果ては箱の裏の「作り方」や「原材料」、「辛さの目安」のレイアウトも一緒と言ってもいいくらいです。いいのでしょうか?
今朝(2005年2月2日)の新聞では、「操作方法が特許侵害」とのことでジャストシステムの一太郎が訴えられていたようですが、カレーのパッケージは真似しても平気なのでしょうか?

まあ特許は侵害していないでしょうが、それにしてもあまりにそっくりすぎだと思いました。これでは、間違って他のメーカーのカレーを買ってしまいそうです。作る側としても、せっかく工夫を重ねおいしいカレーを作ったのに、似ているものを間違って買われてしまっては台無しだと思うのですが…

ご飯

さて、カレーを作り出す前に準備をしていたご飯が炊き上がる頃に、カレーが出来上がります。

ホカホカご飯にオリジナルカレーをかけて、モリモリ食べました。われながらおいしくできました。寒い夜に体が温まります。

それにしても、作りすぎました。

今朝もこのカレーを食べて、お昼のお弁当にも持って来ました。

弁当箱

ちなみに、この弁当箱(?)がなかなかすぐれもので、直接、火にかけられるというアウトドア用品なのです。パッキンのようなゴム部品もないのに、不思議と中身が漏れたりもしません。

弁当

以上、投稿でした。

あまりおいしそうには見えないかもしれませんが、とてもおいしいのです。しかし、このように僕の料理は、 大きさ、分量、時間などが全て適当なので、二度と同じ味のものが作れません。
おいしく作れた時にはやはりきちんとメモなどしておけばよかったなぁと思うのでした。