2005年6月の庭に咲く花
6月の研修に淡路島に行った時の植物を撮影しました。
この時期は夏へ向かう頃で、花もいよいよカラフルになってきています。
花屋さんに行けば、花はいっぱいありますが、美しい花は野辺にも、路傍にも見つかります。
蛍が出る頃には、ムラサキツユクサが咲きます。
清楚なおとなしい控えめな女性を想像するような花に見えます。
淡路島の東浦町は温暖な気候で、道路の脇には10m以上の大きな椰子の木が並木のように並んでいます。
研修所の庭にも南国を思わせるソテツが大きく育ってきていました。
お店で、大好きなサマーブーケを見つけました。
これを買って、14階の日当たりのよい窓際に鉢植えにして置きました。
このサマーブーケは蔓性のようで、うまく育てば蔓が伸びて、美しい花をどんどん咲かせてくれると思います。
水御堂に参拝に行く途中に温室がありました。
淡路の温室で育つ花はカーネーションと薔薇が有名です。
今の季節はカーネーションが終わり、薔薇が温室の中に咲き誇っていました。
不思議なことにこの温室の棟はほとんどの薔薇が一色で、黄色の薔薇が明るい雰囲気をかもし出していました。
どこにでもある紫陽花ですが、ゆっくり見てみると、少し色の変化があります。
理科の教科書の中には、紫陽花の色は育つ土のペーハーにより変わるようです。
どうして土のpHが花の色に影響するのでしょうか。先程の薔薇などは土壌の成分に影響されないのに。
水田の畦にアザミを見つけました。
ちょうど田植えの頃で、水を張った水田には若い青々とした稲が秩序正しく植えられて、小学生が列を作って、前ならえをしているように見えます。普段気にもしなかった野辺の花も、このように落ち着いた気持ちになれば、美しいなぁと見えてきます。
水田の向こうには、山の中腹を貫通して、神戸淡路鳴門自動車道が見えます。
工事が完成した直後には、山肌がむき出し、自然が道路工事によって壊されて皮膚が剥き出されたような、痛々しい姿でしたが、何年か経ち、山肌にも草が茂り、少しずつ荒々しい山肌が緑に包まれてきています。
水田には今日の淡路の東浦町、東経135度の頭上の空が映し出されて、ひっきりなしに飛び交うツバメが瞬間に水田の水面に映し出され、そして、飛び去って行っていました。
2005年6月21日のことです。陽射しが照りつけ、まるで夏が一挙に来たような日照りです。
水盆に入れているホテイアオイが咲いていました。ホテイアオイは昨年の年越しの株からまた今年も青々しい葉っぱが出て、そして株も広がり、水盆を覆いつくすほどの成長振りです。今日見た花が今年の最初の花です。
鉢植えから地植えにしたハイビスカスは、冬を越すためにプラスチックの箱で囲いを作って寒さを避けるようにしました。
こうして越冬したハイビスカスは冬の寒さに耐えられず、葉っぱもほとんど落ちて、まるで枯れた枝のようになっていましたが、徐々に芽が吹き、勢いもつき始め、始めの惨めな枝葉から少しずつ新芽も出て、そしてとうとう今日、今年最初のハイビスカスが咲きました。
厳しい冬を野外で越冬し、少しずつ太陽を浴びて元気が出てきたハイビスカスが、今日はじめて一輪の花を咲かせたことに大変嬉しく思いました。
鉢植えのブーゲンビリアも咲いてきました。ブーゲンビリアは、沖縄では家の玄関などのアーチに絡ませて、入口を飾っています。
花のように見えるガクが南の原色の美しさを出しています。本当の花は、ガクに隠れたかわいらしい白い花です。
ブーゲンビリアは棘があるので、注意しないと手を刺し、目に当たると大変なことになります。諺に言う、「きれいな花には棘がある」と言うとおりです。
春に植えたミニトマトが少しずつ結実し、色も着いてきて、これならもうしばらくでたべられそうなところまで育っています。
気をつけないと、りんりんがお庭を散歩するときに、ついでに一つ二つをちょろまかすことがあります。
ミカンの花が咲いたのも、ついこの間のようですが、今は青い実がたくさん顔を出しています。
会社でも、鉢植えのハイビスカスが一つ咲きました。
このハイビスカスは先日の淡路の研修のときに近くの園芸店で鉢を買い、事務所に持ってきて日当たりのよいところで育てています。
これから、どんどん咲いてくれると期待しています。