沖縄の年末大晦日の家庭料理をいただき、ムーンビーチの年越しカウントダウン花火を見る 第72回沖縄訪問(7)
2005年12月末の大晦日にお忙しいにもかかわらず、松葉博雄と奥さんの2人をお家に呼んでいただいたのは、仲村盛勇さんのお宅でした。
仲村さんのお宅は、タイガービーチの浜辺の延長線にあり、お家の前が珊瑚礁の海に面した素晴らしい景色のお家です。しかし、残念ながら夜に訪れたので、きっと素晴らしいのではないかと思ったものの、明るい時に見たわけではありません。
仲村盛勇さんは、冨着勝弘さんの岳父にあたります。冨着勝弘さんが「うちのおじいちゃんと話してみると面白いよ」と言って、連れてきてくれました。
今年の沖縄は記録的な寒さで普段と違ってお部屋の中には暖房機が用意されていました。
平年並みであれば、12月であってもお部屋の中に入ると暖かさがあり暖房機はいらないのですが今年は日本列島が記録的寒さに震えています。
補助的な暖房機だけですむぐらいが、沖縄の温かさと思います。
お家にお呼ばれを頂きましたので、まずお家に入りましたら、奥様にご挨拶をいたしまして、それからご先祖様を祀る仏壇にご挨拶させていただきました。
冨着勝弘さんの奥様もまもなく仲村盛勇さんのお宅にやってきました。
このように、沖縄のおうちでは、仏壇があるお家には、季節の行事があると次から次へと縁がある人が集まってきます。
仲村盛勇さんは、松葉博雄とほぼ同じ頃、会社を興し、建設事業を始めたことが、話していてわかりました。
ビジネスを立ち上げるときのことや、会社を育てていくときの楽しかったことや、苦しかったことが共通の話題としてわかりあえ、とても楽しい会話となりました。
しばらく団欒の時間があり、おいしいお料理と、温かいおもてなしをいただいた後は、冨着勝弘さんが、車で次のお家の金城正則さん宅まで送ってくれました。
金城さんのお家でも、お孫さんを連れてお子さんたちが一緒に大晦日を過ごすために集まってきています。ここでも家族が集まり大賑わいです。
仲村盛勇さん宅と同じように、金城さんのお家でも、沖縄のおやつであるから揚げ団子のサーターアンダギーの紅芋のが出ました。サーターアンダギーはお母さんの味です。それは各お家によって味が微妙に異なるからです。
このサーターアンダギーの味の差を目隠しテストをして当てる事はなかなか難しいことですが毎日自分のお家の味を食べているとよそのお家との差がわかるそうです。
味の差は砂糖の味と揚げ物に使う油の差、温度などはすぐに気がつくことですが、この中に隠し味を使うことが味の差にもつながります。香りをつける為に使う香料もあります。
やはり料理は工夫と言うことになるのでしょうか。残念ながら、金城さん宅の美味しいサーターアンダギーの味をネットでお伝えすることは出来ませんが、とても美味しくいただきました。写真を見て、アツアツの香ばしい、紅イモの色の付いたサーターアンダギーを想像してください。
次に奥様の手料理が次々に出てきました。金城さんのお家のジーマミ豆腐は、松葉博雄と奥さんのリクエストでもあり、今夜もジーマミ豆腐をいただきました。
ビールを飲みながら、いただいたのはこの前兼久でとれた海ぶどう、タコ、イカなどの海の幸です。
デザートにはシークワサーのゼリーとフルーツにはパッションフルーツをいただきました。どれもとても美味しく、一つ一つ感心しながら賞味させていただきました。
金城さんのお孫さんたちが集まってきます。どこのお家も、特に沖縄では幼い子供が家の王様です。お孫さんたちの賑やかな声で家中が明るくなってきています。
丁度その頃、冨着信常さんがやってきました。冨着さんは先日のクリスマスの時にはサンタクロースの役をしたそうです。
冨着さんがサンタクロースになります。そのためにサンタクロースらしくヒゲを伸ばして、幼い子供達にはもうすっかりサンタクロースと信じてもらえたそうです。
サンタクロースはいるのかいないのか、松葉博雄の幼い時にも、その子供の時代でも、サンタクロースがいるかいないかは引き続き話題になっています。
そんな時に、今夜は信常さんはいいこと言いましたねぇ。サンタクロースはいるかいないかが問題ではない、信常さんの考えは「心の中にサンタクロースはいる」と言いましたねぇ。
とってもいいことを言っています。「俺は明日を信じて前へ進む」とも言いました。素晴らしいと思います。
金城さんのお宅には、2人の息子さんがいて、2人ともとてもお父さんとお母さんを大切にしていることが、そばで見ていてよくわかります。
恩納漁港の入り口のところで、沖縄県警が沢山のパトカーと警察バスを駐車して、年末の交通検問を行いました。
興味があったので、どんな様子か交通検問を見学に行きました。不思議なことがあります。どうやら沖縄県警の歳末交通検問は、予定が11時になっているようで、10時台では、1台も止めていません。
恩納漁港の国道58号線は、沖縄県警にとって見ると、交通検問をしやすい場所のようです。一直線に伸びた国道は、つい、アクセルを踏みたくなるような場所です。
沖縄県警にとってみると、ここなら駐機して、何台もパトカーやバスを停めるスペースがあり、スピード違反もありそうな、そんな絶好の場所のようです。もちろん、年末の飲酒運転の確認もあります。
今夜は、ムーンビーチを中心としたマリンリゾートホテルでは、新年を迎えるカウントダウン花火がいくつかのホテルから打ち上げられます。
ラマダルネッサンスホテル、ムーンビーチホテル、サンマリーナホテルなどが打ち上げる花火が、しっかり見えるホテルのラウンジに行き、そこから海上に打ち上げられる大きな花火をすぐ近くで見ることになりました。
金城さんのおうちからは、金城さんご夫妻とご長男がカウントダウン花火を見るために、松葉博雄が泊まっているホテルに来られました。とても仲睦まじいご夫婦です。
花火が始まりました。真夏の花火は、夕暮れが始まり周りが暗くなる8時から始まりますが、カウントダウン花火は日付が変わる深夜の12時の、15分ぐらい前から始まりました。
真ん前と、右と左から、競争のように大きな大音響で花火の破裂する音が聞こえてきます。こんな贅沢な花火見物は、めったにあるものではありません。
どーんとなる花火は、今年の過ぎてゆく一年を忘れさせ、ドカーンと鳴る花火は、来年の新しい年を期待するような音に聞こえました。
次から次へと花火が上がります。沖縄のリゾートホテルの集まる恩納村での年越しはとっても賑やかです。
これで2005年が終わり、新たに2006年の始まりとなりました。 明日は、ニューイヤーゴルフ大会です。
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