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沖縄で、娘と息子と親父の家族ゴルフの思い出 〜東恩納高原ゴルフクラブ〜
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1995年といえば、あの神戸で起きた阪神淡路大震災の年です。その年の1月に震災が起きたのですが、それより少し前の年末年始には、家族で沖縄に行っていました。
あと3週間以内にはあの大地震が私と家族に大変な影響を及ぼすことになるなんて、全然知りませんでした。のんきなもので、家族でひとつゴルフをやろうということになり、ゴルフクラブや靴、手袋などはゴルフ場で借りて、とにかく家族で一緒にトランプでもやるようなつもりでゴルフをすることになりました。
沖縄のよさは、冬の厳しい寒さもなく、日中なら陽が差せば初夏のような陽射しがあり、のびのびと体を動かし野外プレーを楽しむことができるところです。寒さがないので、芝生の育ちもよく、1月でも枯れていません。
ゴルフ料金は現在の値段でみても、本土と比べると安いことがわかります。ショートコースですが、たくさんのゴルフ場があり、年始にも関わらず予約をしなくても当日飛び入りでプレーすることができました。
ゴルフ場は沖縄の恩納村に近い石川市の高原ゴルフクラブへ長女と長男の3人でゴルフに行きました。
ここのゴルフ場は、18ホール、2235ヤード、パー56のゴルフ場です。ゴルフをされない方にはやや意味がわかりにくいと思いますが、このゴルフ場の広さは本土にある広い山をいくつも跨いで作っているゴルフ場に比べると、やや小さいスケールのゴルフ場です。
沖縄では、最近人気上昇中の宮里藍選手が有名です。もともと沖縄ではゴルフを身近に、安く楽しむことができるようです。
高原ゴルフ場は金武湾を見下ろす高台にあり、南国の椰子の木が随所に植えられた景色の良いゴルフ場です。
1つ1つのホールの距離は長くありません。Par5とは、最初の1打から最後のカップに入れるまでの打数が5回でおさまればお上手ですよ、という意味です。従って、Parの数が小さければ、少しの打数でそのホールを終了するのが目標となります。
Par3となると、最初に大きく距離を伸ばし、その落ちたボールがなるべくカップのそばでなければ、あと2回で終了させることは難しくなります。
しかも、最後に芝生でカップに入れるパットを1回で済ますとすれば、計算上は第1打から、あと1回でカップのそばにボールが寄せることが求められます。
これが難しいのです。本人は十分承知してボールをクラブで叩いているのですが、目算とは外れ、カップから離れてしまうことによくなります。白球を追いかけ、追いかけ、芝生を走るように追いかけます。
途中で気が付くことは、ここは沖縄だと思うことです。沖縄らしいところは途中でスコールが時々来ることです。さっきまで天気がよかったのに、突然雲が出て、さっと一雨降って、また晴れてきます。
そこで、少し屋根の下で雨が過ぎ去るのを待っています。
子供たちの手前、 お父さんらしい上手なところを見せたいのですが、ここで力んで余分な力が肩に入ると、むしろ逆効果となり、ボールは予定とは大きく外れた方向へと飛んでいってしまいます。
それを、笑われないようにあたかも予定の行動のように装いつつ、ボールをカップに近い方向へと軌道修正をしていきます。
最初は3人とも同じ位置から同じカップをめがけてボールを打っているのですが、その途中はまるで別々の道を歩んでいます。
気が付いたことですが、高原ゴルフ場の特徴は、高圧電線鉄塔が随所にあることです。ゴルフ場の中に鉄塔がたくさん入り込んでいます。鉄塔が多いのは、この近くに火力発電所があるからです。
このゴルフ場はナイター設備もあり、夕暮れから夜間もゴルフを楽しむことができます。夏に向かうと、暑さを避けて夕方のほうがむしろ人気があるようです。
沖縄らしいのは、もう一点、ハブに注意という看板があることです。
やぶの中に入るとハブに出会うかもしれません。ハブは暑さを避けて日陰の石の隙間や穴に潜んでいるようです。1月には普通ハブは冬眠中と言われているものの、ボールが藪の中に入ると、ハブの怖さで探しに行くことをためらいます。きっと、あの看板の後にはボールがたくさん残っているはずです。
3人で親子のゴルフをすることはとても楽しいことになりました。これまでも、時々息子とは一緒にコースを回ったことがあります。
ゴルフは年をとっても楽しめるスポーツであると言われています。確かに結果にこだわらなければ、マイペースでゴルフを楽しむことができます。
しかし、スコアが残りそれを比較するとなると、やはりいい成績を意識してしまいます。最初に素振りから教えた子供がいつの間にかどんどん上手になり私を追い抜いていきます。
私よりすぐに上手になっていく様子がわかります。まぁこれは子供が成長したと思って喜んでいればいいのでしょうか。
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