沖縄・海ブドウを海ブドウ栽培所で頂きます。 第72回沖縄訪問(5)

今日は大晦日となりました。とうとう今年も、今日で終わりです。思えば沢山のことがこの1年間にありました。

海ブドウの栽培所

これを全部整 理しても書ききれないので、そのことはいったん置いておいて、今年最後の有意義な行動として、今、沖縄が苦しんでいる基地の問題について、少しでも理解し ようと、海上ヘリ基地建設の反対運動に燃える名護市辺野古地区に行ってみました。

海ブドウの栽培所

朝、8時起床すると、外を見れば大変強い風が吹いています。雨脚も強く、辺野古へ行くには、よい天候ではありません。

一般に沖縄では、大晦日の日には、これまでお世話になった方や、一門の中で仏壇を受け継いでいる本家にお参りに行き、お歳暮を配る日になっています。

名護市の辺野古地区に行く前に、私もお土産のお歳暮を、お世話になった方に配っていく予定にしています。さて、まず車を朝日会に置いているので、雨の中とりに行きます。

海ブドウの栽培所

朝日会に来てみましたが、雨の中、誰もいません。隣の小屋では、この大晦日もこれからダイビングをするのか、何人かの若い人たちが来て、ダイビングの船を出航させる準備をしています。今日の天候で沖に出ると、波は荒れて、海底の砂は舞い上がり、海中の透明度はきっと濁って悪いはずです。船に上がって風に当たれば、いくらウェットスーツを着ていても、肌は冷えて寒いはずです。

海ブドウの栽培所

恩納漁港の港内には、もずくと海ブドウの栽培所がハウスの中にあります。

国や県の指導と補助を受けて、地域の漁業の振興を図るために、雇用の拡大を図るために、高齢化社会になっても陸で海の仕事ができるように、多目的な理由があり、養殖栽培の仕事に取り組んでいます。

海ブドウの栽培所

ハウスの中に入ってみると、外より暖かい空気を感じます。一見、魚の養殖のように生け簀がたくさんあります。

海ブドウの栽培所

魚の生け簀と思って見てみると、ほとんどが海ブドウの生け簀です。海ブドウの栽培所では、上間光元さんが海ブドウの選別の仕事をしていました。この道すでに15年だそうです。最初は水産庁の指導を受けてやっていたそうです。

海ブドウの栽培所

この辺りでは三箇所、前田村、前兼久、恩納村で、およそ100人の方が、海ブドウの栽培に取り組んでいます。見ていると、大変な作業です。海ブドウの育ち具合によっては、水槽を入れ替えて、水流を加えて、海ブドウが生け簀の中で対流を利用した、海の潮の流れを再現したような環境を作り、絶えず海ブドウが流れているような仕組みにしていました。

 

2005年12月31日

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