沖縄恩納村の海 前兼久漁港から船でムーンビーチ沖に出て、アクアラングで潜って魚捕り 第72回沖縄訪問(2)
沖縄恩納村の海 前兼久漁港から船でムーンビーチ沖に出て、アクアラングで潜って魚捕り 第72回沖縄訪問(2)
沖縄恩納村の海にアクアラングで潜って魚捕り
今日は、昨日と比べるといい天気になりました。
船でムーンビーチ沖に出て、
海に潜って魚捕りに行くことになります。
アクアラングの道具を準備して待ってくれていました。
恩納漁港に行くと、
冨着信常さん達がアクアラングの道具を準備して待ってくれていました。
酸素ボンベは4本積んでいます。
それにスーツ一式が用意されていました。
私も着替えました。
12月というのに、さすが沖縄の気温は神戸とは違います。
上着を脱いで裸になっても、太陽が出ていれば寒さは感じません。
これが沖縄のよいところです。だからこそ
、内地の方からツバメが飛んでくるように、
寒い頃には沖縄には人が集まってきます。
前兼久魚港を出港
準備が整って、前兼久魚港を出港します。
船で陸地に沿って恩納村から名護の方向に行くと、
万座ビーチや瀬良垣ビーチの辺りまでやってきました。
ちょうどヤシガニ会の古荘さんのお店の向かいの辺りでしょうか。
この辺りは、今、沖縄県が計画をしている科学技術大学院が出来る辺りの沖合いです。
ここで金城さんはアクアラングの潜水を用意して、貝を獲りに行きました。
松葉は後ろから付いて様子を見て、写真に収めました。
船の上から海だけを見れば、
澄んだ水に素晴らしい珊瑚礁がその下に広がっているようにイメージしますが、
実際に海に入って見てみると、珊瑚の海はほとんど死滅して、
珊瑚の残骸がたくさん残っています。
人に踏まれたのでしょうか、オニヒトデに犯されたのでしょうか、
海水温度の上昇により珊瑚の白化現象のせいなのでしょうか、
陸地から流れ込む赤土や生活排水のせいでしょうか、
珊瑚は何も語ってくれません。
しかし、無惨な珊瑚の死骸は、辺り一面に広がっています。
もう1人の石川さんはシュノーケリングです。
2人の後について、松葉博雄も潜ってあっちこっちを見て回りました。
途中で珍しくイソギンチャクが見つかり、そのイソギンチャクの近くには、
ちゃんとクマノミがいることを見つけました。
大物タコと格闘
かなり経った頃、
上間光元さんが岩の隙間に隠れているタコを見つけて格闘している所に行きました。
かなり大物のようで、金城さんも応援に来ました。
金城さんに私の鉛の重しのベルトを貸して、
金城さんもタコを岩から引きずり出すことに力を貸してもらいました。
タコは必死の抵抗で墨を海中に吹いています。
岩の隙間に隠れ、槍で突かれたものの、吸盤をしっかりと周りの岩に吸着させ、
負けてたまるかと最後の抵抗をしています。
繰り返し繰り返しひっぱり続けているうちに、タコは墨を吐いて逃げようとし、
一瞬、岩に捕まっていた吸盤を離した瞬間に、
2人の海人(うみんちゅ)にあっけなく捕まってしまいました。
船にあげて、大きさを確かめてみれば、
1mもあるようなかなり大きなタコでした。
場所を変えて漁をしています。
少しずつ恩納漁港のところへ戻ってきます。
今、潜っているのはリザンシーパーク茶谷(ちゃたん)ベイホテルのすぐ沖の辺りです。
潜って魚や貝を捕る時は、腰につけた網に獲物を入れていますが、
この網袋も次第にふくらんで重くなってくると、
その都度、船に戻るのも大変なので、獲物を入れる小さな小船を体に引き、
それに獲物と貝を入れておきます。
こうすると、相当な獲物があっても、
船に戻らなくても獲物を体から離すことができます。
上間光元さんが獲ってきたシャコ貝を船の上でさばいてくれました。
シャコ貝のおいしい部分は貝柱です。
それを海水で洗い、塩水を味つけにして貝柱をいただきました。
甘味があって美味しいですね~。
縁側の辺りも美味しいです。
このシャコ貝は、人が近づくと閉じてしまいますが、
紫色やらキレイな色で貝を開けている時の様子はとてもキレイです。
どうして七色に変わるのか。
見ていると確かに変わっていきます。
生きているように変わってきています。
特別の味があります。貝柱も縁側も美味しいです。
夏は上間光元さんのタコ捕りは、リーフの外に出るそうです。
リーフの外に出る方がタコを獲りやすそうです。
さて、サンマリーナの沖に移動して、今度は網を使って追い込み漁です。
3人で網を持って追い込みをしています。
残念ながら松葉博雄は服を着替えてしまって参戦できません。
10分くらいかけておこなった追い込み漁でしたが、
かなり魚が獲れています。
まず網を上げて一つ一つの魚を網から取り出していきます。
ムーンビーチとサンマリーナの間くらいの珊瑚礁の浅瀬に入ります。
ところどころ深いクレバスのような切れ目があるところに、
追い込みながら網をつけていきます。3人でまた入っていきます。
金城さんはもう寒いといってちょっともう寒そうでした。
船で一緒の人は、石川さんで、建設会社の社長をしておられるそうです。
今日が会社の忘年会ということで、
陸に上がると大急ぎで忘年会に出席するために帰られました。
次回は、水中で撮影した写真をご覧いただきます。
2005年12月30日