沖縄恩納村前兼久 祖先を祀る シーミー祭（清明祭）に参加します
沖縄恩納村前兼久 シーミー祭（清明祭）に参加します 沖縄恩納村リ恩納村前兼久のシーミー祭（清明祭）に参加します。【沖縄のリゾートライフ、恩納村の浜下り（ハマウリー）、清明祭（シーミー）、沖縄の行事に参加しました その14】第118回沖縄訪問（14）
今日のお天気は晴れですが、
やや曇りで、風があります。
9時ごろに起きて、朝ご飯を作り、
テレビのニュースで最近の情勢を知りました。
テレビを見た理由は、昨日、片山正喜さんとお話をしたときに、
アイスランドで起きた火山の爆発により、
ヨーロッパを中心とする航空機の利用に、
大きな影響が出ていることを、
松葉博雄は知りませんでした。
沖縄に来ると、新聞は見ないし、
テレビは付けないし、
朝起きると、すぐにホテルを出て、
帰って来るとすぐ寝て、時間がある時は本を読んで、
文章を書く、考えを記録する、
こんな調子で、世間のニュースを見ていませんでした。
これはうかつです。
あまりに浮世離れをしていると、
皆さんの話について行けません。
仕事熱心の人のために、一週間の終わりに、
まとめて「おじさんのためのニュース」
をする理由が分かりました。
まとめて見れば良いのです。
今日は、沖縄リゾート生活で、
重要な行事があります。
この時期は、沖縄全島で祖先を祀る、
シーミー祭があり、
今日は、前兼久地区のシーミー祭です。
前兼久の皆さんの代表者が相談して、
シーミー祭の日程を決めます。
この日は、皆さんがお墓の前に集まり、
ご先祖様を供養し、一族の繁栄を確かめて団結を強くします。
祖先を同じくする、
男系社会の一族の人たちを門中といいます。
沖縄のお墓は、門中の人たちが同じ墓に入るので、
大きく作っています。
たくさんの人が、ひとつのお墓を守っていけば、
ひとりで守るより
、墓守が途絶えるリスクは少なく、
なるほどな、と思います。
今日のシーミー祭は、
午後1時集合の予定になっています。
それまで少しダラダラとした時間を過ごします。
前兼久の金城家のシーミーの時間は1時です。
そろそろ行く時間になりました。出発します。
マクドナルドの裏を通り抜けて、
山の方に行くと、お墓があります。
そこに金城家のお墓があり、
皆さんがもう集まっていました。
金城家の門中の人たちは、
お料理を持ち寄って、今日のシーミーを祝います。
お寿司、ぼた餅、フライ、オードブル、いろいろあります。
松葉博雄も、神戸から金城家の墓前に
お供えするお供えを持って来ました。
おはぎ、清明祭のおまんじゅう、
おにぎり、沖縄の伝統的なお重箱が揃っています。
ゴボウ、昆布などもあります。
海の幸もあります。
ご先祖様のお墓の前に捧げて、
門中の皆さんがお祈りをします。
遠く離れた場所に行っている人も、
この日には帰ってきています。
皆さんが持ち寄ったお茶、お酒、お重箱、
お供えをお墓の前に並べます。
これから、西の方向に向って拝みます。
そして、門中の代表の金城正浩さんが、
お祈りを捧げます。
皆さんは後に続いて合掌します。
この後、また墓前に向って向き直ります。
門中の代表者である金城正浩さんが、
「ウチカビ」という、
あの世へ送る紙のお金を焼きます。
お金を焼いた後は、
お供えしたお料理を皆さんで頂きます。
お墓の前で行なわれるシーミー祭の
写真を撮る人はあまりいません。
ご先祖様の霊が映ると言われています。
向かいでは、山城家のシーミー祭が始まっています。
金城門中の中には、
若い生まれたばかりの子ども達もいます。
会う度に大きくなることも楽しみのひとつです。
クレアちゃん、イオンちゃん、吏杏ちゃんがいます。
吏杏ちゃんは、お墓の壁に手を使ってよじ登り、
向こう側に超えるようなことが出来るようになりました。
山の向こうには何があるのでしょうか？
気になって、歩いて行きました。
2010年4月18日（日）
