どこでも:どこでも見られた風景が失われつつあります。米軍基地移転問題では、辺野古の珊瑚礁を埋め立てるという案もあります。第118回沖縄訪問(12)
【どこでも:どこでも見られた美しい沖縄の風景が失われつつあります。米軍基地移転問題では、辺野古の珊瑚礁を埋め立てるのでしょうか。沖縄のリゾートライフ、恩納村の浜下り(ハマウリー)、清明祭(シーミー)、沖縄の行事に参加しました その12】
どこでも美しく、どこでも優しく、どこでも笑顔の沖縄の風景は、少しずつ変わりつつあります。今、米軍基地移転問題では、珊瑚礁の浅瀬を埋めたてて飛行場にしようという案も聞こえてきます。とんでもないことです。
普段は、水中にある珊瑚が、潮が引くと、今日は水面に浮かび上がってきています。きっと珊瑚もびっくりしていると思います。
ところどころに深みがあって、タイドプール(潮だまり)を作っています。タイドプールには魚が泳いでいます。珊瑚礁の陸には、枝珊瑚がたくさん見えてきました。珊瑚礁の陸には、ぽつぽつと人の姿が見えます。珊瑚礁から太平洋に向かって竿を投げ、釣りをしている人もいます。
腰を下ろして、丸い珊瑚を近くで見ると、小さいながら、テーブル珊瑚が少しずつ再生を始めたようで、珊瑚の回復を見て、松葉博雄は嬉しくなります。
普段は、珊瑚礁まで歩いて来られることはないので、浜下りの今日は特別です。
潮が引くと、このようにラグーンの姿が見えます。この幼い珊瑚たちが大きくなるには、50年、100年という長い年月が掛かるでしょう。
隠れていた蟹を見つけました。タイドプールです。ここにも小動物がたくさんいます。
シャコ貝を見つけました。
普段だと、ここまで来るには、シュノーケリングかダイビングですが、今日はシャコ貝も水面から顔を出しています。
とても広い大きなラグーンが出てきました。沖縄の珊瑚礁は、浅瀬が続くので、考えようによっては、埋め立てがしやすいのです。
そこで、きれいな珊瑚礁を赤土で埋め、コンクリートで囲い、漁港、工業用地などができました。さらに今、米軍基地移転問題では、これを埋めたてて飛行場にしようという案も聞こえてきます。とんでもないことです。
以前、沖縄ではどこでも見られたという、潮が引いた後の珊瑚礁です。
珊瑚礁の自然観察を堪能した後は、いったん浜に戻ります。最も潮が引くのは3時半ごろです。少し日光浴をして、昼寝をしてから帰ります。
昼寝をした後は、服を着替えて、車に乗って伊計島をぐるっとまわっています。
伊計島には、いくつかの小学校がありますが、今、統合が進み、小学校を一つにしようとしているようです。そうなると、島の皆さんは、反対運動をして、反対運動の立て看板が、島のあちらこちらに見えました。
広い畑が続いています。畑のあちらこちらで、作業小屋が建っていて、作業小屋からは沖縄の音楽が聞こえてきます。
きっと、夜になったら、一杯飲む場所になるのでしょうか。沖縄の夏は、とっても暑く、炎天下ではとても農作業はできません。皆さん、日陰に入って、体を休めています。
帰り道も、車から見える景色は綺麗な海です。また海中道路を通って本島へ帰ります。片山正喜さんの宇堅のお家に着きました。
2010年4月17日(土)