沖縄リゾート:伊計島のリゾートビーチ、幼いテーブル珊瑚の群生、珊瑚礁の間のクレパス、密漁禁止の島です 第118回沖縄訪問(11)
伊計島のリゾートビーチ、幼いテーブル珊瑚の群生、珊瑚礁の間のクレパス、密漁禁止の島です。
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松葉博雄と片山正喜さんの2人は、伊計島の潮干狩りが出来るような、きれいな浜辺がある目的地に着きました。
伊計島では、密漁が横行しているのか、「砂、木、小鳥などを捕らないでください」と書かれています。
警告書も出ています。ビーチの前には、自然の残った森があります。これを通り抜けて行きます。
林を通って、細い道を抜けると、伊計島の浜に出てきました。素晴らしい眺めです。干潮は、1日に2回ありますが、前日に比べると、1時間ぐらいずつ遅れて干潮の時間になります。今日の干潮は、これから潮が引いていきます。
離島の面影を残す伊計島の浜辺です。白い砂浜、遠浅の珊瑚礁、海辺に茂る亜熱帯植物、人気のない通り過ぎていく風の音、これら全てが都会の喧噪から離れたリゾートの砂浜です。
ずっと続く浜辺なので、適当なところに場所を取って、筵を敷いて、昼寝の出来る木陰を選び、風に飛ばないように、ペットボトルを筵の上に乗せて重石にします。
場所取りが出来ると、潮干狩りに出掛けるための、濡れてもいい服に着替えて、海に入ってきます。
海に入ると言っても、足首が濡れる程度の、潮が引いた浅い海です。
片山正喜さんの愛犬リーも付いてきます。リーは、海も怖くないみたいです。
伊計島の潮が引いた珊瑚礁には、ムーンビーチの珊瑚礁よりも、より多くの幼いテーブル珊瑚が現われてきました。
きっと、群生になってくると思います。
200メートルぐらい向こうには、太平洋の大波が押し寄せています。この大波に向って、珊瑚礁の浅いところから、投げ釣りをしている人たちもいます。
潮が引くと、珊瑚が浮かんで出てきます。この辺りは、少し珊瑚が再生していることが分かります。
リーは気をつけないと、突然、珊瑚の隙間には裂け目があって、うんと深くなっているのです。氷河のクレパスのように、珊瑚礁にもクレパスがあるのです。
すぐ向こうには、太平洋の大きな波が打ち寄せています。
しばし、自然の不思議さに感動しながら、押し寄せる波の音を聞き、幻の陸地のような、普段、現われない珊瑚礁の大きさを見て、驚いています。
片山正喜さんも、松葉博雄も、あまり熱心に潮干狩りをしていません。景色を見る、自然の変化を感じる、普段見られない珊瑚の姿を見る、このようなことを楽しんでいます。
向こうの方で一生懸命釣りに熱中している人たちは、しばらくすると潮目が変わり、珊瑚礁から陸地に戻れなくなることもあるので、釣りに気を取られないように注意してください。
2010年4月17日(土)