沖縄 東村指定天然記念物 サキシマスオウノキは、船の舵板に使うため、乱伐され、今は僅かにしか残っていません。福地ダムの下流には、農薬のない綺麗な川が流れています 第117回沖縄訪問(16)
東村指定 天然記念物のサキシマスオウノキは、船の舵板に使うため、乱伐され、今は僅かにしか残っていません。福地ダムの下流には、農薬のない綺麗な川が流れています。【恩納村前兼久では、2010年3月に、前兼久だけの地域限定の選挙があります。地域住民の生活に密接に繋がる選挙です。 その16】
今、東村では、ツツジ祭りが終わる頃です。
お昼ご飯を食べたあとは、東村の方から、
さらに東村指定天然記念物のサキシマスオウノキを見に行きます。
かなり昔、船の舵取りの板に使う木を、
このサキシマスオウノキから作っていたので、
乱獲がたたり、
今では天然記念物に指定されるほど、少なくなりました。
八重山諸島に行っても、
大きなサキシマスオウノキは残っていません。
東村には、このサキシマスオウノキが残っていて、保護されています。
山頂の方からは、自然の水が引かれ、
観光客の方もこれで顔を洗うことができます。
片山正喜さんと、この川で、また川遊びをします。
もう少し夏に近づくと、陽射しが熱くなって、
川遊びにちょうどいいのですが、
今日はちょっと曇っています。
サキシマスオウノキの近くに川が流れ、
この辺りは、海から水が入ってきていることが分かります。
狭い道を分け入って、
川遊びにちょうどいい浅瀬のあるところまで近づきます。
福地ダムの下流に、車が入れないほどの細い道があり、
いったん車を降りて、また素足になり、
水苔に足を取られて滑らないように気をつけながら、
川の上流へと歩いて行きます。
近くの福地ダムに行って、
そのダムから流れている川を見てみることにします。
福地ダムに続く舗装道路は、
途中で通行禁止になっていて、
これ以上、奥には行けません。
3時間ほど深い森の中で、川遊びを堪能しました。
こうして、森や川のことをよく知っている方に連れてきていただくと、
ただの観光旅行では行けないようなところで遊ぶことができます。
楽しいヤンバルツアーもこれでお終いです。
納得して帰ります。
ヤンバルの道には、捨てられた犬が、野犬になっています。
野犬に弁当をやる人がいるので、
野犬も弁当欲しさに車の側にやってきます。
しかし、野犬狩りも行なわれています。
野犬も、弁当は欲しいし、掴まりたくないし、
警戒的な様子が分かります。
自然と動物保護の調和がうまくいくかどうか、胸が傷みます。
四輪駆動車のお陰で、舗装道路とは違った、
急な斜面や、険しい野道を分け入り、
自然の観察ができました。
ヤンバルの奥地に入っていくと、
鳥や小動物や植物を密漁する人に対して、
警告看板が出ています。それだけ、
密漁の被害があるのでしょうか?
2010年3月29日(月)
以前(2009年3月)沖縄、八重山諸島の旅をしました。石垣島の米原ヤエヤマヤシ群落、西表島などで、根本が平たく地上まで伸びた、珍しい木を見かけました。写真も沢山撮影してきました。昔は船の舵の板に使っていた、と言うことは現地で聞いて覚えていたのですが、肝心のその木の「名称」が分らず、旅の≪アルバム≫にも書き入れずにいました。このブログで、やっとこ見つけ、解決しました。ありがとうございました。
相磯 紀久雄様
コメントを頂きありがとうございました。
多くの皆様から、松葉博雄の社長研究室に、記事掲載後かなり後からコメントが寄せられる事があります。
たいていの場合は、検索のキーワードが、私の記事にヒットして、それをご縁に閲覧を頂いているようです。
沖縄の記事は、かなり調査して書き続けていますので、これからも閲覧して頂ければ幸いです。
松葉博雄