極楽浄土に咲くと言われる蓮の花を「おんなの駅」で観賞し、蚊に刺されたことを思い出します 第89回沖縄訪問(13)
極楽浄土に咲くと言われる蓮の花をいくつも「おんなの駅」で観賞し、蚊に刺されたことを思い出します。
【お盆行事と恩納村のエイサー祭 その13】
朝食は、金城家でお呼ばれ
天気は晴れです。風が少しあります。
朝、今朝もお呼ばれがあり、
金城正則さんのお家に、朝ご飯を頂きに行きます。
朝ご飯は、お漬物と、お肉、梅干、
卵スープ、カニで作った、昨日のスープです。
ゴーヤジュースも頂きました。
シャケもあります。お肉もあり、野菜もあり、
とても栄養のバランスが良い朝ご飯です。
おんなの駅
朝ご飯を頂いた後は、
食料品の買い物をするために、「おんなの駅」に行きます。
おんなの駅は、客さんが一杯でした。
「おんなの駅」では、
バケツに水を張って、蓮の花を売っていました。
睡蓮の花は、極楽浄土のイメージがあります。
極楽に咲く蓮の花がとても綺麗に咲いています。
極楽浄土に咲くと言われる蓮の花
お寺の庭の池には、よくハスが植えられています。
ハスは神聖な存在とされ、
仏教と深い関わりを持つ植物です。
仏像は蓮華座と呼ばれるハスの花の台座に座っています。
睡蓮の花を挿した水差しを持つ仏像も見たことがあります。
お供え物の砂糖菓子も睡蓮の花の形をしたものがあります。
仏教にとってハスはとても大切な植物なのです。
「蓮は泥より出でて泥に染まらず」
中国の儒学者、周敦頤(しゅうとんい)は、
「蓮は泥より出でて泥に染まらず」という言葉を残しています。
この反対が「朱に交われば赤くなる」です。
池の底の汚れた泥の中から茎を伸ばし、
美しい花を咲かせます。
その姿は、極楽浄土に咲くにふさわしい存在として尊ばれ、
善と悪、清浄と不浄が混在する人間社会の中に、
悟りの道を求める菩薩道にもたとえられました。
蓮を家の外で、夏、
壷に入れて、育てたことがあります。
このときに、困ったことは、すぐにボウフラが湧き、
蚊となって、庭に飛び交い、
家に入ってきて、刺されることです。
蓮の花が綺麗でも、おまけがあって、
蚊が刺すようになるのでは、たまりません。
それで、もう、蓮を壷で育てるのは止めました。
しかし、咲いた蓮の花を見るのは、
心が落ち着くほど、物静かな平安を感じます。
「おんなの駅」では、地元の果物が並んでいます。
マンゴーは、5個で5000円、
恩納村産の小さいバナナは、1房500円です。
今年は台風のせいで、
果物や野菜がとても高くなっています。
読谷村のキーツマンゴーは、
2つで4800円で、
恩納村産の旧盆用さとうきびは、1本150円です。
沖縄では、お米が少ししか獲れませんが、
安富祖のお米は、島米として、5キロで2500円です。
これは、お中元に配るために使います。
お盆が来ると、さとうきびがよく売れます。
さとうきびは、ご先祖様があの世に帰るときの杖に使われます。
パイナップルは400円です。
果物は見るだけで買いませんでしたが、
匂いはとても良いものでした。
「おんなの駅」で買い物を済ませて、
これから近隣へドライブに出掛けます。
2007年8月27日(月)