前兼久青年団のエイサー祭りの舞踊は、若さと情熱と勇気に溢れるエイサー踊りでした 第89回沖縄訪問(10)

沖縄の盆踊りは、いよいよ本番です。前兼久青年団のエイサー祭りの舞踊は、若さと情熱と勇気に溢れるエイサー踊りでした。

【お盆行事と恩納村のエイサー祭 その10】

バスロの表示には、「今日、エイサーが来るよ!」と書いてあります。

朝、太鼓の音に誘われて、急いでホテルを出て、前兼久の集落を歩いています。

前兼久村の鎮守の広場では、エイサーが始まっています。

前兼久の青年団のエイサーです。小さな子どもも、勇ましいエイサーの正装です。

可愛いですね。まだ、1歳ちょっとですが、手には、小さな太鼓とバチを持っています。

これから、夜通しのエイサー祭りがずっと続きます。これから、前兼久青年団が、軽トラックに乗って出発です。

ホテル、お店、工場などを訪れて、祖先の霊を慰めるエイサー踊りを披露します。

エイサー青年団が来たお店では、労いに、飲食のおもてなしをします。


沖縄全島で、今夜はエイサー祭りです。

大きな施設のホテルなどでは、何組ものエイサー隊が訪れて、ロビーや玄関前で、エイサー踊りを披露します。 

神戸の松葉博雄が見ると、あまり違いがないようでも、地元の人や、若いときにエイサー踊りに参加していた人たちは、「地域によって、踊り方が違う」と言っています。

前兼久自動車の上間信吉さんの工場の前を通っていると、「松葉さん、寄ってらっしゃい」ということで、ちょっとエイサーを見せて頂くことにします。

エイサーをしてもらうために、皆さん、おもてなしをします。上間信吉さんのところでは、お団子です。

上間さんのお孫さんも、生まれて初めてのエイサー祭りに参加です。もちろん、見るだけです。

まだちょっと幼くて、危なっかしいぐらいです。首がまだ座ってないぐらいの生まれて数ヶ月の赤ちゃんです。

炎天下の中でエイサー祭りが始まります。女性のグループと、男性のグループとでは、踊り方が違います。

女性のグループは、太鼓を持ちません。その代わり、扇子を持って踊ります。かすりの模様の着物に、たすきをして、扇子を持っています。

エイサー祭りのために、本土から来て、エイサー隊に参加して、お祭りを楽しんでいる人もいるそうです。

男性は、沖縄の民族衣装ですが、中国の影響を受けたような衣装です。

勇ましい姿です。前兼久自動車整備会社の広場で、これからエイサーが始まります。

太鼓の音とともに、三線と一緒に合わせて、踊りが始まっています。太鼓は肩から吊り下げて、腕で抱き抱えて、叩いています。

手振りをしながら、太鼓を叩き、前後にステップを踏み、踊りながら太鼓を叩きます。

偶然通りかかった観光客の皆さんも、たくさん集まってきて、珍しそうに写真を撮っています。

三線は、軽トラックの荷台に乗って、拡声器を使って遠くまで聞こえるようになっています。三線の音に合わせて、青年団は何組かに分かれて、何軒かの企業やお店の前で、同時並行的に踊って、一度で何軒かの奉納舞踊りが進んでいます。

見ているだけでも暑いのですから、踊る人はきっと、汗を一杯かいていると思います。

 

2007年8月26日(日)

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