沖縄の珍味スクを、神戸の珍味『新生公司』の焼き豚を頂きながら
スマホに子守をさせないでと言われても、スマホの子守の効果は絶大です。 社長ブログ神戸/沖縄恩納村 リゾート生活/前兼久 第155回沖縄訪問(3)
神戸の中華街で人気の焼き豚の店があります。その名は、「新生公司」です。
沖縄訪問の当日、奧さんは元町の中華街南京町に行き、焼き豚を購入しました。
金城家では読谷でとれたスクを買ってきて、酢でしめて、生のスクを用意してくれていました。
スクはアイゴの子で、まだ生まれたばかりの海藻を食べていないもの上等と言われています。
過去には、スクの大群は沖縄の各地で見受けられていました。
それが環境の変化のせいなのか、スクが獲れるのは本当に珍しくなって、恩納村前兼久でも、以前のようには、毎年のように獲れなくなりました。
沖縄の習慣の一つに、漁で魚がいっぱい獲れた時には、漁に参加した人達や、港で手伝ってくれた人達に、とれた魚を分け合う風習があります。
さらに大漁の時には、村の全員に分け合う風習もあります。
それが今では、滅多に大漁はありません。
そこで、他の地区にまで行ってお金を払って、スクを買うような時代になってしまいました。
前回のお盆の頃、金城家に来た時から、およそ1ヶ月半経っています。
この一ヶ月半の間にどんな事が起きたのか、いろいろと前兼久の出来事を聞かせてもらいました。
大きな出来事の中で、前兼久公民館の新築工事がいよいよ着工し、工事が始まっていることです。
金城正則さんは区長として、前兼久公民館の建て替えに大変なエネルギーをつぎ込んでいます。
不幸な話もありました。
それは、金城正則さんとも親戚にあたる男性で、金城正則さんとも同年代の、金城家の門中のお一人が、一人でムーンビーチ沖に船を止めて海に入っている時に、おぼれて亡くなったそうです。
帰りが遅いので皆で捜索したところ、溺れていたのを発見したそうです。
松葉博雄も、時々お会いしてお話をした事があります。
いつも、不幸な知らせを聞いたとき思う事は、
当日にこの日が自分の最後の日だと思う事がないと思います。
家を出るとき、このまま帰ってくる事がないとは思っていないと思います。
変わった事で、金城家にとって大切な事は、ハウラ君が日々成長している事です。
お盆の頃はおぼつかない足取りでしたが、今日のハウラ君の歩きようは実にしっかりしています。
松葉博雄に対してハウラ君はまだ、「あんた誰ねぇ?」といった印象を受けます。
きっと、頭の中でこの人は良い人なのかどうなのかを思い出しているのだと思います。
今日10月2日は、とーふと読んで、豆腐の日だそうです。
金城正則さんと二人で泡盛を飲んでいると、金城千賀子さんと奧さんは、二人だけで別の部屋に行って、こちらの席に戻ってきません。
一体何の話をしているのやら気になって覗いて見ると、不意を突かれたようで二人でこちらを見ています。
きっと、聞かれたらまずい話をしていたのでしょうか?
そろそろ、ハウラ君親子は、自宅に帰る時間です。
ハウラ君のお父さんは、寝る前には、ハウラ君の歯磨きをするそうです。
ハウラ君は、歯磨きをすんなりとは受け入れていません。
やや抵抗して嫌がっています。そんな時にあやす方法は、スマホのアプリを見せて、ハウラ君の気持ちを惹き付けて、その間に歯磨きをします。
以前、日本小児科医会が出したポスターに、スマホに子守をさせないでというポスターがありました。
子どもに、静かにさせたいときや、親の都合により、スマホを使って、子どもを集中させる事に対する、幼児への教育的効果について、注意をしていました。
ハウラ君家族がお家に帰ると、金城家はすっかり静かになりました。
子どもが居ると居ないとでは、静けさが違います。
4人になると、落ち着いた話になりました。
お互いに、健康の問題や、現在直面している課題や問題が話題になります。
特に、飲み過ぎによる血糖値、尿酸値、血圧などの数値が、お互いの比較対象になります。
かなり沢山、無糖のビールや泡盛を頂いて、少しろれつが回らないくらい酔っ払ってしまいました。
ゆっくり歩いてホテルに戻ります。ホテルに戻って前兼久の町並みを見ると、夜の11時を過ぎても、まだまだ灯りは消えていません。
2015年10月2日(金)