伊計島で、伊計島ホテル、忍者屋敷、農作物、ペンション開発を見る 第84回沖縄訪問(7)
伊計島で散歩をし、伊計島ホテル、忍者屋敷、農作物、ペンション開発を見ました。
【沖縄の心 こころの行方は自然開発か 自然保護か 創造と破壊に悩む沖縄のこころ その7】
イチハナリで食事をして、後、ぐるりと島の周りを見ています。奥の方に行くと、コテージのように1部屋を1棟借りる設備もありました。
この辺りには、まだヤシガニがいるのでしょうか。とても大きな穴が芝生に見つかりました。朝顔がまだ咲いているのは、沖縄らしいところです。
向こうの島が見えるのは、本島でしょうか?周りをぐるりを周りました。
今までこの島の周りを見ていなかったので、この美しい景色を見るのは初めてです。プライベートビーチもあって、夏なら、素晴らしい環境です。
風が強く吹いています。帽子が飛びそうなほど、強い風です。
奥さんは、食後の散歩は気が進まないようなので、一人で本島が見える海岸部分を歩いてみました。
マングローブの林が続き、林の中に入るとハブがいるので、「ハブに注意」という立て札があります。
伊計島の伊計島ホテルの敷地の中には、プライベートビーチがあり、ウエストコートとイーストコートに分かれているようです。どちらも行ってみたいものですが、今日は泳げる状態ではないので、止めておきます。
ホテルのロビーに入って、どんな繁盛振りか見てみます。ロビーには、1ドルが今日のレートでは、105円であることが、ボードに書いてあります。
ホテルのロビーは、それほど賑わっていませんでした。ホテルを経営する立場になれば、ここまで観光客を誘致するのは、何か特別な魅力が必要です。
その一つに、この島では、忍者屋敷のような、貸し切り宴会場があります。もう一つは、大きな爆音を立てて、広い敷地を、まるでレースのように走るサーキット場があります。
もちろん、一番の目玉は、夏場の海水浴場です。時間を忘れて、ゆっくりと海を見ながらパラソルの下で、ビールが飲めます。
伊計島の農業の中心は、さとうきびと、タバコの葉です。
伊計島では、葉タバコをマルチ農法で植えています。葉タバコは植えつけたばかりで、夏になると収穫です。
後、さとうきびとパイナップルです。パパイヤの農場は、その後、どうなったのでしょうか?
前回と変わったか、見てみます。ちょっと覗いてみると、たくさんパパイヤが実っていました。
さとうきび畑は、広く広がり、さとうきびの葉が風になびいています。さとうきび栽培は、国の補助金が頼りで、千坪ほど耕作しても、30万円ぐらいにしかなりません。
伊計島には、たくさんの野鳥や動植物の自然が残っています。しかし、この自然の中の野鳥や動物、植物さえも盗みに来る人達がいるようで、島のあちらこちらに、警告書が出ています。
「なぜ、自然を盗むのか、島外から来て、島の自然を盗んで、島の人たちがどんなに心を傷つけられているのか、盗む人は、考えてみてください」と書いています。
大泊ビーチに行きました。大泊ビーチは、600メートルの砂浜が続きます。駐車場に車を少し停めるだけでも有料なので、今回は、車を停めて浜に出ることは止めました。
気がついたのは、伊計島の今まで人気のない、辺鄙な場所にも、ペンションが建ち始めていることです。
沖縄の美しい自然を作る森や林が壊されて、道路となり、開発が始まっています。
「うるま市道路位置指定基準に関わる表示」によると、ペンションを作っているようです。
景色はいい場所です。砂を運び、土を削り、開発しています。ブルドーザーも活躍しています。
沖縄の離島であった伊計島も、橋が架かり、景気の回復とともに、本土からたくさんの観光客が受け入れるために、ホテル、ペンション、別荘などの開発がこれから進むのでしょうか?
2007年3月10日(土)