慶佐次(げさし)のマングローブ(ヒルギ)林と慶佐次・嘉陽(かよう)・三原共同売店 第83回沖縄訪問(14)
慶佐次(げさし)のマングローブ(ヒルギ)林、慶佐次共同売店、嘉陽共同販売店、三原共同売店に止まりながら、ヘゴヤシの群集に感動しています。
【沖縄のバレンタインデーは、チョコレートを頂き、粕汁を作り、ブルービーチの米軍演習を見ました その14】
東村役場から、車の方向は、前兼久に向けて、海岸線を走ります。周りの景色は、海と緑の山が続き、山に茂る植物は、亜熱帯性の珍しい樹が目立ちます。平良のバス停で、写真を撮りました。
海岸線は、風が強く、台風で耐えられなくなったのか、バスストップの時刻表は、吹き飛んでいます。
しばらくすると、慶佐次(げさし)に差し掛かります。ここには、広場があり、車や観光バスが停まっています。ここが、地図に出ている、慶佐次共同販売所です。中に入ってみましょう。大変勧め上手のお店の女性に、いろいろと勧められて、あれやこれや買ってしまいました。東村のお土産と言えば、みかんの種類である、たんかんですので、たんかんを買いました。
たんかんは、皮が温州みかんに比べると、剥きにくく、綺麗に丸いまま剥がすことはできません。少しずつ、切れ目切れ目になった、たんかんは、皮を剥きながら、「甘いかな、酸っぱいかな」と考えていると、なんとなく、酸っぱく思えてきました。
しかし、予想に反して、たんかんは甘く、2個食べて、もう1袋お土産を増やしました。共同売店所の前は、慶佐次のマングローブの森です。天然記念物になっています。
共同売店所の前に座って、道路を見ていると、この辺りは基地があるので、アメリカ軍の車両の移動がしょっちゅう見えます。
慶佐次にも、緋寒桜が咲いていました。
慶佐次のマングローブの川で、カヌーの体験があります。
観光バスに乗って、体験カヌーを楽しんでいる、たくさんの若い人たちが、カヌーの練習をしていました。
見ていると、意外に簡単です。10分ほど説明を聞けば、もう、早速、2人乗りのカヌーに乗って、川を遡っています。
転覆しても、膝より浅いという深さなので、冷たさだけ我慢したら、溺れることはありません。
慶佐次川に沿って、歩きやすい板造りの歩道が作られていて、その歩道を歩きました。
川の両岸には、天然記念物のヒルギが続いています。ヒルギは、根っこがたくさん横に広がって、そこに、いろいろな微生物が付いて、そこに魚が集まってきます。
ヒルギに集まるノコギリガザミを狙って、密漁をする人が、増えているようです。
そのため、ノコギリガザミが激滅しているようです。
奥さんと一緒に慶佐次川のマングローブ林を散歩をしますが、手すりの付いた歩道が整っていて、靴も濡れる心配もありません。
マングローブ林も、人間の足で、踏み荒らされることもありません。まるで、信州の尾瀬の沼を歩くように、道が整っています。
慶佐次川では、さっき着いたばかりの観光バスに乗っていた人たちが、カヌー、カヤックをいかにも上手そうに進めています。
「つつじエコパーク」の名前の入った車が停まっていました。
この辺りのヤンバルの森の中で、「泊まる・遊ぶ・学ぶ」を東村ふるさと振興株式会社が、経営していて、東村村民の森「つつじエコパーク」も、東村ふるさと振興株式会社が経営しています。
慶佐次川のヒルギの林を見た後は、車に戻ります。東村から、前兼久に戻る道には、左手に素晴らしい海岸線が続きます。
次々に見える景色に感動しています。素晴らしい自然の景色です。
犬の散歩のように、しょっちゅう、車を停めては、海岸に出てみて、周りの海と山の景色を堪能しながら、ゆっくりと進んでいきます。
この辺りは、名護市の嘉陽(かよう)地区です。
車を停めて、写真を撮ります。この辺りで、夕暮れ時にビールを飲みながら、のんびり風に当たってみたいものです。
嘉陽共同販売店の前の景色も、素晴らしかったです。
さりげなく咲いているブーゲンビリアの花も、素晴らしいです。
「泳ぎたいなぁ」と思った海岸も、実のところ、危険な海域のようです。
潮流が早く、のんびり泳いでいると、潮に流されて、水難事故が多発しているようです。
次に見えたのは、三原共同販売店です。沖縄には、共同販売店組織が発達して、地域の人達が、生活物資を共同販売店で求めています。
コンビニとは業態が似ていても、店の構えがかなり違います。この地域にしかない物を探しにお店に入ってみましょう。結果は、三原共同売店オリジナルの商品は、ありませんでした。ヤンバルには、ヘゴヤシがまだ多く見られます。ヘゴヤシを見ると、なんだか南の島に来たようで、心が落ち着く感じがします。
ヘゴヤシは、水分がたくさん含まれた土壌に育っています。乾燥地帯で育つ、ヤシの木とは、少し育ちが違うようです。
ヘゴヤシの群集を見ては感動し、ブーゲンビリア、ハイビスカスを見つけては、写真に写し、あちらこちらで止まりながら、ゆっくりと前兼久に帰ってきます。
2007年2月13日(火)