見つけた!見つけた見つけた!白い珊瑚礁、青い珊瑚礁、見つけた。
見つけた! 見つけた見つけた!サンゴの芽と、甦る海 第131回沖縄訪問(10)
見つけた! 見つけた見つけた! これが白い珊瑚礁か、青い珊瑚礁か、白い珊瑚礁なら、いつか二人で、南の島に、ひそかに眠る珊瑚礁です。青い珊瑚礁なら、南の島に風に乗って走る、青い珊瑚礁です。
青い珊瑚礁には、コバルトブルーのコバルトスズメが群れています。
コバルトスズメは、親戚一同か、ひとつの会社なのか、とにかく、群れています。中に、少し体長の大きいコバルトスズメがいて、全体の組織を、まるでリーダーのように見ています。
浅瀬には、藻が茂り、藻の陰には、小さな魚が隠れています。藻は波に揺れて、潮が寄せたり、潮が引いたりすると、藻全体が、ゆらりゆらりと波に揺れています。
見つけた!魚の群れを見つけました。沢山のハギが泳いでいます。
見つけた!岩陰に、ハタタテダイが、身の危険を感じているのか、逃げ込んでいます。
見つけた! 小魚の魚群です。見つけた魚群は、イカナゴかな? とにかく大変な魚の数です。
最近、新鮮な小魚で、捕れたばかりのイカナゴで、各地の漁港でイカナゴ丼が流行っています。イカナゴも、海で見れば、きっとこんな魚群に見えると思います。
播磨灘でイカナゴを見ていないので、沖縄の海で、見つけた!イカナゴを見つけた! と、いう気持ちになっています。
しばらく、見つけた魚群を追って、ゆっくり泳いでみます。見つけた魚群は、どの魚がリーダーなのか、分かりませんが、きっと、どの魚かが合図をしているように見えます。
それは、一斉に、方向転換をしたり、一斉に反転したり、全体の動きが、まるでマスゲームをしているかのように、整っているからです。
みつけた! 片山正喜さんを見つけました。 波に揉まれて、しばらく離ればなれになって潜っていたのですが、見つけました。水中や、水平方向の海面では、一旦離れると、なかなか同行者は見つけにくいのです。
見つけた! 澄んだ水面が、海底に、スクリーンで水面を写すように、光の模様を見つけました。こんなに綺麗な水面のスクリーンは、水が綺麗いで、光が強くて、という条件が整った時です。
見つけた! 少し海面から頭を上げてみると、伊計島ホテルが海面から見つかりました。
外洋は水温が低く、2時間も入っていると寒さを感じます。そろそろ珊瑚礁の内側に戻ります。戻る途中で、見つけた、見つけた! 白い、スマートな魚の群れを見つけました。とても泳ぎが早い魚です。
伊計島の珊瑚礁の切れ目から、外洋に出て、波に揉まれながら、いろいろな美しいものを見つけました。見つけたのは、新しいサンゴの芽、伊勢エビの抜け殻、魚群などです。
見つけて、嬉しかったことは、白い珊瑚礁、青い珊瑚礁に、新たな生命が循環していたことでした。
2011年8月17日(水)