NDA(名護市経済特区開発機構)の「みらい1号館」「みらい2号館」「みらい3号館」を見学しました。
NDA(名護市経済特区開発機構)には、特定条件で家賃免除があります。第130回沖縄訪問(10)
NDA(名護市経済特区開発機構)が管理する、名護市豊原にある「みらい1号館」「みらい2号館」「みらい3号館」の近くへ来ました。ちょっと寄ってみます。みらい館は、NDA(名護市経済特区開発機構) が、沖縄県北部地域の経済振興のため、2006年に開設されました。
名護市は「金融特区」(国内唯一)及び「情報特区」への指定を契機として、情報通信・金融関連企業の誘致・集積により、地域の産業基盤の強化と雇用機会創出を積極的にすすめるため、このみらい館が作られたようです。もちろん、資金は税金です。
理事長は、玉城政光さんです。理事に5人の役員(糸村昌祐さん、北谷朝一さん、照屋 秀裕さん、玉城 憲さん、城間 正昭さん)です。
要するに、名護市にオフィスを作って下さい。オフィスの場所は用意しましたよという施設です。玄関には、沖縄シーサーが居ます。
みらい1号館は、金融・IT向けの施設で、みらい2号館は、レベルの高いミッションクリティカルシステムを運営するための整備がされた施設です。3号館は、高度なセキュリティの整った設備だそうです。
2011年6月現在では、18社の金融・IT関連の会社が入居しているようです。
また、一定の要件を満たした中小企業は、3年間にわたり家賃である使用料(共益費・電気料等の実費は除く)を、免除されるそうです。
神戸にも、神戸の三宮にも、三宮のさんプラザにも、家賃0円の分厚い政府支援があったら、新聞やテレビの報道で、注目されることと思います。
駐車場には、車がいっぱい停まっていて、どんな会社が入居しているのか、覗いて見ることにします。
e-Technology、外為どっとコム、安藤証券、ティーシス・ジャパン、美らヒルズ・マネジメント、住信SBIネット銀行カード株式会社、などがありました。
沖縄県北部振興策はたくさんの予算が、割り当てられていることを知っていましたが、実際に、NDAの施設を見ることができました。
辺野古地区には、基地拡張反対の座り込みがあるので、そちらに応援に行くつもりでしたが、偶然NDAを見て、時間が過ぎてしまいました。
松葉博雄は、2005年の12月に、ジュゴンの海の辺野古地区での海上ヘリ基地建設反対運動の応援に来て、お話しを聞かせてもらいました。
北部振興策の一貫として作られた、新しい道路(二見杉田トンネル/2011年3月開通)を通ります。この道路ができたおかげで、今まで、秘境と言われた二見地区を経由しないで、大浦に出ることが可能になりました。
秘境を迂回して、まっすぐな道が続くと、秘境二見は、守られるのか、開発から置いていかれるのか、住んでいる人と、訪れる人の価値観の違いが現れてきます。