エイの唐揚げと松葉博雄味付けの鰹のアラの味噌汁 第81回沖縄訪問(9)
恩納村前兼久漁港魚市場からの戴き物 100キロ超えのエイ 松葉博雄の味付け鰹のアラの野菜込み味噌汁/巨大エイ/朝日会/沖縄料理
【沖縄の観光シーズンオフの季節は、観光関連業界には、ため息の出るほど寂しい季節でした その8】
金城正則さん宅のみなさんと沖縄海洋博に行った後は、恩納村に戻り、ホテルで一眠りしました。
一眠りすると、充電した電池のように、元気が出てきました。さて、これから朝日会に行きます。そして、買ってきた鰹や野菜を料理します。
途中、前兼久共同売店でお豆腐を買います。本部(もとぶ)で買ったカツオのアラで味噌汁を作り、その中に野菜と豆腐を入れることになります。
山城興善さんの経営する前兼久共同売店の前で、仲程學さんとばったり会いました。仲程學さんも、食料品の買い物に来ていたようです。
朝日会に着くころは、夕闇の迫る時刻です。夕方の6時間近というところでしょう。神戸よりは、1時間ほどの時差を感じます。
今日、沖縄海洋博の水族館で見たマンタと言われるエイを、冨着信和会長が、今日の魚市場でもらってきたそうです。
100キロを超える大物が、市場取引価格ゼロということで、買い手がいないのです。「それなら、持って帰ります」と冨着信和会長が100キロ級のエイを朝日会に持ってきました。
この大物の、100キロ級のエイを、朝日会では今、金城正則さんが捌いて料理をしています。とても大きなサイズなので、機械工場で使うような、農業で、藁を切るときに使うような、大型のカッターで、エイを切断しています。
さて、松葉博雄はみそ汁の調理に取り掛かります。
まず、味噌の具合を確かめながら、少しずつ鰹のアラを使った味噌汁を松葉博雄が味付けしていきます。
沖縄も11月に入ると、夏のような暑さは鎮まり、夕方や夜には少し肌寒い気候になっているので、熱々の味噌汁も大好評でした。
松葉博雄の奥さんの言うことには、「味付けがとっても良い」との評価をもらいました。
鰹のアラは、鰹風味があり、それに、沖縄のお味噌で味をつけ、さらに木綿豆腐が舌に熱々感を感じさせ、なんだかマルコメ味噌の宣伝のような風景でした。
一方、金城正則さんのエイの切断は進み、こんどはエイの皮を剥がす作業に移っています。
エイの皮を剥がすには、手が滑りやすいので、手に布を巻いて、滑り止めにしています。
少しずつ、エイが食べられるサイズに小さくなっていきます。すぐ側で見ていて、金城正則さんの料理上手には感心しています。
家の台所だと、魚の鱗が散っても、あるいは、はらわたが飛んでも、後始末が大変なので、主婦は魚を捌くことを嫌がります。そこで、魚を捌く腕は一向に上がりません。
その点、朝日会では、鱗が飛んでも、はらわたが飛び散っても、ホースで流せば綺麗になるので、いわゆる「男の料理」ができるのです。「男の料理」は、家ですると、奥さんがだんだん「やって当然」となる傾向があるので、「男の料理」は家ではしません。
エイも、小さく、口に入るサイズになって、これから油で揚げて、熱々の唐揚げが出てきます。少し塩を振っていただくと、とってもビールに合いました。
今夜は、上間雄明さんは、なにやら弦楽器を弾いています。
ウクレレのようなサイズですが、ウクレレとは音質は違って、マンドリンのような音質です。今夜も伴奏付きの宴会となりました。
松葉博雄の秘伝の鰹味噌汁と、金城正則さんの捌いたエイの唐揚げ、本部で買った鰹の刺身などをおなか一杯になるまでいただいて、ビールは沖縄のオリオンビール麦職人を確か、5~6本いただいた後は、お腹も酔いも適当な状況になりました。
2006年11月18日(土)