沖縄県伊江島沖でシイラが釣れました。深海魚釣りは、電動リールを使います。
【沖縄県恩納村前兼久村では、恩納村議会議員選挙の公示中でした　その12】

恩納漁港を出航して、ずっと船は伊江島の方向に走っていきました。伊江島と恩納村とはどれぐらいの距離があるでしょうか？

およそ30分で船は伊江島沖に着きました。波は静かで、鏡のような平たい水面です。水面には、上空の雲さえ写るほどの静かな、高気圧に包まれた海面です。

伊江島のすぐ側には、本島の本部半島と、そして、水納島が見えます。

海はなだらかで、流れもなく、鏡のような水面です。直射日光が照りつける中で、もうマリンブルーの光を輝かせています。

めぐみ丸が目的の水域に着くと、船長の金城正則さんは、さっそくサビキ釣りの準備を始めます。

水深はおよそ100メートルだそうですが、流されているせいか、電動リールを使って、もう糸は200メートルも先に伸びてしまっています。

流れが少しあるので、サビキ釣りは難しいということで、ちょっと、道糸をもう1回引き揚げます。

最初の魚が釣れました。釣れた魚は、ウメイロという鯛のような魚です。深海から上がってくるので、水圧の変化のために口から舌が出てきています。

電動リールは便利ですけど、いちど引き揚げるたびにまた釣り針に餌をつけて、餌籠にオキアミを入れて、そしてまた、引き揚げるといった繰り返しになります。

深海魚なので、魚が上に上がってくるときには、水圧による変化で内臓が破裂して、体から噴出しています。

このあたりの水深は、魚群探知機によれば、およそ182メートルあります。

餌を付けて、鉛の重石を海面に投げて、しばらくすると引き込むような反応があります。反応があると、竿の先がピッピッと引き込まれています。

そうすれば、すぐに電動リールの巻き返しのボタンを押します。そして、引き揚げます。

金城正則さんが仕掛けたマグロの竿に、シイラがかかりました。

シイラは海面をのた打ち回るほど大きくはねています。

これは無理をして引っ張ってしまうと糸が切れるので、シイラの体力が弱るのをずっと待つことになります。ニュートラルの状態で、しばらく待っています。飛び跳ねています。

およそ30分の格闘のすえ、シイラはとうとう捕獲されました。シーラを吊り上げるまでは、糸が細かったので、切れるのではないかという心配がありました。

船のまわりを時計と反対の方向でグルグル何回かまわりました。

あるときは、みんな沖の方に向かおうとしていたり、あるいは深くもぐろうとしていたし、あるいは水面でジャンプをして糸を切ろうとしています。

いろいろなことをした後に力尽きて、とうとう船に引き上げられました。とても大きなシイラです。

2006年9月10日（日）