世界文化遺産登録・勝連城跡 第77回沖縄訪問(5)
世界文化遺産登録・勝連城跡に登る【沖縄本島台風第3号直撃! その5】
伊計島ホテルでお昼を食べた後、ホテルの敷地を回ってみると、水戸屋敷という名称の武家屋敷がありました。
説明書きを読めば、なんと飲食施設で、ここで貸し切りの宴会ができるようです。
伊計島を一周してみると、伊計漁港に辿り着きました。
水は青緑で、深さを感じさせます。ここでも台風に備えて、船は陸に揚げられています。
伊計島は橋でつながって、離島ではなくなっていますが、島全体の人口は少ないので、小学校、中学校は同じ敷地内にあって、ここが島唯一の公立学校です。
次は、橋を渡り元来た方向に戻ると、宮城島になります。
宮城島を一週ドライブします。台風接近といいながらも、かんかん照りの真夏の沖縄は、ビーチがあったら泳ぎたいほどの日照りです。
高い岡の上から、浜辺の方を見てみると、アダンの森が海岸線を覆っている中に、一カ所、白いビーチがあります。
ここなら泳げそうなので、車を道端に寄せ、道なき道を歩いて進んでみましょう。
途中、ガサガサと音がするので、一瞬驚いて、ひょっとしてハブかなと怖々見てみれば、松葉ガニほどの大きさのある陸ガニでした。
浜は自然が残る、さらさらの珊瑚砂が波に寄せ集められたきれいなビーチでした。
次に、浜比嘉島に寄ってみます。浜比嘉島には宮城島から無料の大橋があり、神戸なら絶対有料だと思う橋が、無料で渡れます。
パーラーみなとには、以前にも訪れたことがある、りんりんにそっくりなシーズー犬のロッキー君がいます。ロッキー君は暑いときには、オーナーのおじさんがタオルを濡らし、ロッキー君の背中に置いて、暑さを凌いでいます。
なるほど、りんりんとよく似ています。ロッキー君は松葉博雄を覚えているでしょうか。とりあえず、歓迎かあるいは威嚇か、ワンワンと何度も吠えられました。
ロッキー君と会った後は、海中道路を走り、本島に戻りました。勝連半島の近くには勝連城跡があり、最近は発掘調査も進み、世界遺産に登録されています。
沖縄のお城は、高台にあり、どのようにしてこのような高い城を造ったのか、不思議に思います。足場はどうしたのでしょうか。
建てるときに石工さんは落ちることはなかったのでしょうか。
白い漆喰で石垣をつないだ城壁は、見た目に白い線で描いた楼閣を思い起こさせ、青い空、青い海、緑の森に白さが眩しいほど輝いています。
勝連城跡を下りるときに、工事の人たちが珊瑚砂を道に蒔いていました。
まだまだ工事の途中のようで、さらに工事が進めば、もっともっとドレスアップされて、美しい勝連城跡が輝きを増すと思います。
2006年7月7日(金)