オーダーメイドのウエットスーツの採寸 第76回沖縄訪問(11)
追い込み漁は都合により延期、ムーンビーチの海を見ながらオリオンビール、オーダーメイドのウエットスーツの採寸
【第76回沖縄訪問:沖縄県恩納村朝日会、鰹つり、追い込み漁 その11】
午前中の松田光正さんとの読谷ドライブが終わって、昼下がりの午後2時に、恩納漁港の朝日会に帰ってみると、金城正則さんがやってきて、「船の台車の修理をするので、今日の海水浴遊びは中止です。」という連絡がありました。(泣)
残念ですが、溶接機が手に入っているので、今の間に溶接をして、船を乗せる台車を修理するということが優先されました。
思わず予定がずれたので、松田光正さんにホテルに送ってもらい、しばらくホテルで休養することにしました。休養といっても、休養するのは咽で、乾いた咽に冷たいビールを注いで、休養させています。ビールを飲んで外の景色を見て、しばらく昼寝をすると5時になっていました。
一人で朝日会に、奥さんより先に、出かけることにしました。ムーンビーチホテルへ行く道を歩いています。
ハイビスカスの花が咲いています。先日、お寄りしたペンション「ムーンビラ」に行ってみることにします。
残念ながら、玉城常司さんは、フロントに見当たりませんでした。
上間光元さんが漁から帰ってきて、タコを沢山捕って帰ってきました。上間さんは、今日の収穫の一部を朝日会に寄付してくれました。そこで、タコをすぐに料理したのが、タコの生刺身です。
タコは、茹でて刺身にするのが一般的ですが、とても鮮度がよい状態なので、生のタコの刺身を賞味することになりました。甘みもあって、美味しく、少し固いのは、よく噛んで、口の中で味を噛みしめて見ます。
今日は、朝日会では、大きなキハダマグロを恩納漁港のセリで買いました。普段は、セリに出して売るほうですが、皆で食べるために、良い売り物が出たときは、買う側に回ります。
朝日会の会長の冨着信和さんは、恩納漁港の組合員なので、セリに参加する仲買の資格も持っています。
したがって、冨着信和さんは、仕入れ値でマグロを買うことができます。値段を聞くと驚くほどの安さです。さすが、卸値です。
この今日のマグロを冨着勝弘さんが裁いて、刺身にしていただきます。マグロは、30キロを超えると美味しくなって、脂が乗ってきます。
30キロ以下だと、色が抜けてくるそうです。30キロ越えると赤身が出てきます。マグロの味は30キロが分かれ目です。
夕方になると、朝日会がだんだん賑わってきます。今日の参加者は、14人います。朝日会では、年長者を敬い、年下の人がよく活躍して、ビールや食材などの買い物は、若い人がその役割を進んで行っています。
飲みながらの話です。金城正則さんの奥様、千賀子さんは、金城正則さんととても仲が良くて、今でも、正則さんと週に1回は、構ってほしいと言っています。
冨着勝弘さんの奥さんは、二人の馴れ初めの当時のことを今でも大切にしていて、「初心忘れるべからす」と言っています。
いずれにしても、濡れ落ち葉の時代に入るおじさんたちには、うらやましい話です。
冨着信常さんの紹介で、ウエットスーツのオーダーをすることになり、採寸にやってきました。メジャーで、首、胸囲、ウエスト、太もも、身長などを採寸し、色を決めると、2週間すれば、オーダーメイドのウエットスーツが出来上がります。
朝日会特別価格ということになり、お支払いは次回、第77回訪問の時に払います。
朝日会では、漁のついでに、さざえ、巻貝、えびなどと一緒に、ナマコを捕って来ることがあります。
ナマコは、一見すると黒っぽい楕円形の岩のような形をしています。これが、食べられるのかと思います。
朝日会では、圧力鍋を使って、ナマコを茹でて、味噌で味付けをします。
戦後間近の話ですが、ナマコを大釜で茹でて、輸出に回す時代がありました。戦後、恩納村の前兼久では、沢山ナマコを海から捕ってきて、大きな釜で茹でていました。
ところが茹でるのには、沢山の薪がいるので、子供たちが薪を拾って持ってくると、1、2セントで買ってくれ、それが子供達の手軽なお小遣い稼ぎになりました。
ナマコは茹でて中国に食材として、缶詰にして、輸出していました。
前回参加できなかった、山城良一コンペの結果が話題に出ました。ハンディーの入れ替えがあったようで、たいていの人がハンディーがアップしています。
山城興善さんと金城正則さんは、ハンディーが0で立派なものです。残念ながら、松葉博雄は、腰痛が回復せず、皆さんに付いていけそうにありません・・・。
2006年6月17日(土)