金城正浩さんのお家の仏壇に、今年最初のご挨拶をしました。
金城正浩さんの壺に入った古酒を飲んで、「これは水だ」と言うと、本気になって「泡盛だ」と、譲りません。 第145回沖縄訪問(14)
沖縄のお正月・元旦は、仏壇のある家に、一族の人達(門中)が集まります。昔の伝統のように、仏壇がある家が、その一族の中心になっています。
18時頃起きて、金城家の家長である、金城正浩さんの家へ年始に行きます。金城正浩さんのお家に、金城家の仏壇はあります。
仏壇の前で、沖縄流のお詣りをします。沖縄流のお詣りは、仏壇に向かって、喋るように、語るように、話しかけるように、手を合わせてお詣りします。
金城家のお正月料理です。お刺身のお皿と、オードブルの大皿と、汁物は中身汁です。
御料理を頂いていると、金城正則さんと、金城千賀子さんも年始にやってきました。それからご近所の山城景孝さんと、奥様の山城道子さんも一緒です。一緒にお料理とお酒をいただきます。
お正月は一年の始まりで、おめでたい日なので、赤飯も用意されています。
松葉博雄が好きなのは沖縄風のお煮染めです。こんにゃく、ゴボウの他に、内地と違うのは、豚肉の三枚肉がある事です。
金城家の子供達には、用意してきたお年玉を渡します。子供の頃は、このお年玉がとても気になり、まるで選挙の票読みのように、あの人はくれるかな?あの人だったらきっと、お年玉を用意してきてくれているだろうと、皮算用をしています。
リッキー君も、リッキー君の妹も、金城正浩さんからお年玉をいただきました。
来客が増えてくると、当然、お酒です。泡盛です。沖縄の人達は、とにかくお酒に強くて、一緒に飲むには心構えが必要です。
金城千賀子さんは赤ちゃんを抱いて、あやしてくれたので、食事をするのに助かりました。
沖縄は気温が高いので、料理が傷みやすく、その為、油で揚げた物が多く用意されています。
オリオンビールから始まったアルコールも、金城正浩さんが次々に、別のアルコールを勧めてくれるので、段々とアルコール濃度の高いお酒に代わっています。
金城正浩さんが勧めてくれたのは、泡盛の古酒です。古酒は、陶器の壺に入れられ、普段は飲まないようにして、寝かされています。
古酒を取り出して、勧めてくれたので、松葉博雄がまず最初に頂きます。
飲んだ瞬間、「これは水だ」と、驚いた顔で周りに言うと、金城正則さんも、山城景孝さんも、調子を合わせて、これは水だと、口調を合わせてくれました。
納得いかないのは、勧めてくれた金城正浩さんです。「絶対にこれは古酒だ!」、といって、本気になって、古酒だ古酒だと、声が大きくなってきました。
皆さん大笑いです。水だと言ったのは冗談です。強い酒をぐいぐいっと飲んで、平気な顔で「これは水だ」と言うには、かなりお酒に強い肝臓が必要です。
金城正浩さんは、以前、お正月の席で、松葉博雄に禁煙を誓ったことがあります。その禁煙は、松葉博雄が帰った後、すぐに破られたそうです。
松葉博雄の家族が大勢お邪魔して、大変ご馳走になりました。子供達には、お年玉まで頂いて、有り難う御座いました。
ホテルに帰って、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートをみました。
お正月に、NHKテレビで中継されている、ニューイヤーコンサートは、毎年の楽しみです。
2014年1月1日の一日は、もうそろそろ終わりそうです。
一年の計は元旦にありと言われるように、今年一年の大きな計画を考えて、忘れないように、手帳にメモしておき、今年一年、この計画が実現できるように頑張っていきます。
2014年1月1日(水)