恩納村の東シナ海に面して、リゾートホテルが立ち並んでいます。
恩納村のホテル戦争では、海に面して、海岸に出られる敷地を確保すれば、競争優位につながります。 第143回沖縄訪問(19)
ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾートホテルの、専用桟橋を降りてみます。晴れた日の海の色は格別です。
珊瑚礁の浅い場所には、魚が泳いでいる姿が、上から見えます。深い場所は、船が通る航路です。
ひょっとすると、結婚式のイベントにも、使えそうです。新郎新婦が、この階段を下りて、桟橋で待っている、ホテル専用のヨットに乗り込み、招待客と一緒に、ヨットでこの辺りを一周して、船上でウエルカムパーティをすれば、招待客の皆さんも大喜びと思います。
桟橋から、来た道を振り返って見ると、すぐ上には、チャペルがあるので、ひょっとすると、新郎新婦はこの道を通って、船に乗り込むのも、ありえます。
ここは、海で遊ぶのも、穴場のように見えます。あまり人は来ていません。危険なジェットスキーも来ていません。
ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾートホテルは、経営が変わって、リフォームが出来ています。
同じホテルの敷地の中で、少し場所を変えてみると、今度の場所では、ウィンドサーフィンで遊べる施設もありました。
思い出すのは、息子が中学生の頃、取引先のチバビジョンの社員の方が、全日本選手権に出場したほどの、ウィンドサーフィンの技を持っていたので、三日かけて、ウィンドサーフィンを習ったことがあります。
ウィンドサーフィンは、やってみると、見ているほど、簡単ではありません。まず、立てません。サーフボードに立ったと思えば、その瞬間に、倒れてしまいます。倒れたら、またサーフボードに登り、再び立ち上がるまで、セイルを起こす作業があります。
同じ事を何度も何度も繰り返しているうちに、学習効果が上がり、三日もすれば、何とかサーフボードの上に、セイルを立てて、ほんの少しでも進むことはできます。そうすると、次のステップは、風を捕まえて、サーフボードを進める技術です。
サーフボードが進むようになると、次は、方向転換です。いつまでも同じ方向に走るわけにもいかず、方向を変換するときには、サーフボードの上の、立つ位置を、入れ替えることになります。
この方向転換はとても難しくて、また、ドボンです。一度海に落ちて、またサーフボードに乗って、それから方向転換をします。こんな根気の良い作業を続けているうちに、何とか風を捕まえて、前に進んで、方向転換も出来るようになります。
溶岩の岩石のような、切り立った岩肌に、女性の方が一人、写真を写すために、遠方の被写体を探しています。何か訳がありそうな、女性の姿です。
ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾートホテルの周辺を散策すれば、こんな素晴らしい敷地を保有していたのかと、その潜在的な経営資源に驚きます。
美しい、敷地の中のプライベートビーチもありました。夜には、投光器から照明が出来るようになっています。
こんな浜辺で、家族連れでも、カップルでも、海に入れば、沖縄の海の魅力に魅了されて、たまりません。
恩納村の東シナ海側には、どれだけあるのかというほど、リゾートホテルが並んでいます。沢山のホテルの中で、先に土地を押さえた方が、競争力のある敷地を確保しています。
ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾートホテルの敷地は、これから、新規参入のホテルには、これだけの競争優位のある敷地の確保は、難しいと思います。
2013年6月14日(金)