下地島空港、3路線が就航 スカイマーク、那覇・羽田・神戸を結ぶ 下地島で潜っていると、頭上では繰り返し飛行機の離発着訓練をしています。

下地島空港、3路線が就航 スカイマーク、那覇・羽田・神戸を結ぶ

配信

 
琉球新報

那覇からの到着便をウォーターゲートで歓迎する放水車=

25日午後、宮古島市伊良部の下地島空港(下地島エアポートマネジメント社提供)

 スカイマークの下地島空港と那覇、羽田、神戸を結ぶ3路線が25日、就航した。

同空港で記念セレモニーが開かれ、同社や県、宮古島市の関係者らが出席して初便の就航を祝った。

初便は羽田線162席(大人162、幼児2人)、神戸線156席(大人156人、幼児1人)の乗客が下地島空港に到着した。

 下地島発着の3路線の最安運賃(25日~2021年3月27日搭乗分)は

那覇線が片道3200円、羽田線は同7800円、神戸線は同5200円。

那覇線は1日2往復4便、羽田と神戸線はそれぞれ1往復2便を運航する。  

スカイマークによると、同路線下地島空港と羽田、神戸の直行便は初めて。

羽田線については羽田空港発着便を配分する地方空港を決める国土交通省の

政策コンテストで2年間の暫定運航が認められた。

琉球新報社

 

2013年2月の下地島に記事です

下地島の海は、沖縄の豊かな珊瑚礁を残しています。橋が架かれば、珊瑚礁の保護はどうなるのでしょうか? 宮古島ツアー 第140回沖縄訪問(15)

下地島は宮古島の離島です。

伊良部大橋が架かれば、この下地島の珊瑚の海は、どのように保護されるのでしょうか?

美味しい料理を作ろうと思えば、素材の調達や、実際に料理をして、味付けをして、

火加減を見て、何時間もかけて完成するように、

海で美しい魚や珊瑚を見ようと思えば、

その準備は料理以上に手間がかかる作業があります。

ダイビングの為に、ウェットスーツを着てボンベを背負い、

目的地までインストラクターに連れられて、到達するまで何時間もかかっています。

しかし、ボンベの空気の制限があり、一般的には10m以上20mくらい潜っていれば、

1本のボンベは40分くらいが使用限度です。

上から見ていると、インストラクターに連れられたダイビング客は

アリのように一列になって、ゆっくり進んでいます。

ダイバーが呼吸する度に、口からは空気の泡が上がってきて、

何人もの泡は、まるで空気のカーテンのようです。

ザトウクジラは集団で魚をとるとき、この空気の泡をカーテン代わりに使って、

魚を一カ所に追い込み、まとめて大きな口ですくい取るそうです。

下地島の岬の西側は、波もなく穏やかな海です。

ダイビングショップのオーナーは、お天気の具合をみて、

その日の気象条件の中で最も最適なポイントに案内します。

従って、頭の中にはポイントが何カ所も記憶に納められています。

1時間弱で一旦船に上がり、また次の場所に移動します。

次のポイントは、もっと熱帯魚が沢山いる場所に移ります。

まもなく橋が架かって、宮古島から下地島へと車で来れるようになると、

この辺りも気軽に沢山の人が来るようになり、今のこの珊瑚礁の景観は変わってくると思います。

人と一緒に珊瑚は棲めません。

海の中に入ると、方向は全く分からなくなります。

周りとの会話も出来ません。

突然、怖そうなウミヘビ(エラブ)が現れると、どっちに身をかわそうかと焦ります。

あったかやの女将さんからは、この辺りはとても魚が多いので、

深い所より、むしろ浅い所に綺麗な魚が集まってますよと、アナウンスがありました。

そこで、海岸の方まで泳いでいくと、沢山の魚がいました。

綺麗な水です。魚も多くて、大変満足です。

海面に顔を出し、今どこに自分がいるのか、船とどのくらい離れているのか、

亀が陸地を見つけるように、時々は海上に浮かんで、位置を確認します。

ウェットスーツを着ていると、誰が誰やら、さっぱり分かりません。

そこで、あったかやではスーツの上にテープを貼って、名前を書いています。

もう一度、浅いところに行きます。

下地島の海岸間近の海には、まだ珊瑚礁が残っています。

橋が架かれば、船で来なくてもよくなり、

大勢の人がこの海に陸から来ることが出来れば、

この珊瑚も、2013年の橋の開通を境に、どんどん劣化していくことを懸念します。

潮の満ち引きがあり、潮が満ちていると、海面から珊瑚の茂っているところまで、

足が届かないのですが、潮が引いて水位が下がると、

テーブル珊瑚の上に、足を置くことも出来るようになり、

足につけたフィンで珊瑚を踏みつぶしてしまう事がよくあります。

一度壊れたり、折られた珊瑚は、再生までにその後何十年もかかります。

再生するスピードより、遊泳客に壊されるスピードのほうが早ければ、

珊瑚の再生する暇もありません。

こんなことを心配しながら、橋が架かる前に、

この海で珊瑚を見られて良かったなぁと思います。

2013年2月17日(日)


←前へ:第140回沖縄(14)

→次へ:第140回沖縄(16)

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください