宮古島の離島、人口26人の大神島に行ってきました。 第140回沖縄訪問記(11)
宮古島の離島、人口26人の大神島 大神島の神の棲む、山頂の遠見台に行ってきました。宮古島ツアー 第140回沖縄訪問(11)
宮古島の離島、人口26人の大神島
行ってきました。大神島の木組みの階段を上って、大神島の神を祀る祭壇に礼拝し、山頂の遠見台に行ってきました。
大神島の島の道路は、ゴルフ場で見られる電気のカートで走れるように、道路が整備されています。
お年寄りの方は、カートに乗り、登り斜面を歩かないで上がれるようになっています。
カート一台が走行できるように、道幅の狭い道が遠見台まで続いているようです。
この道を歩いて、秘祭の行われる御獄(うたき)のある遠見台へ向かっています。
島でただ一つの、日用品を売っている久貝商店の前を通りました。
人口が僅か26人と少ないせいか、大神島を歩いていても、殆ど島の人とは出会いません。
それが、島を神秘的に感じさせるのかもしれません。
大神島 遠見台の岩は神様の岩
久貝商店の方に行かないで、右に折れて進むと、「遠見台はこちら」の案内板が見えました。
遠見台の案内板には『遠見台の岩は神様の岩です。登ってはいけません。
祭祀の際は、立ち入りが禁止されます』と平良市大神自治会の名前でお願いが書かれています。
岩を積み重ねて作られた、古い井戸がありました。
宮古島から給水を受ける前は、大神島では自然水が命を繋ぐ水でした。
電動カートが後ろに下がったり、前に滑ったりしないように、道には、滑り止めの溝が切られていて、安全に舗装されています。
上に上に、上り詰めていくと、最後の上の段は木で組んだ道です。
島の秘密の祭祀の際に使われるのか、あたかも神殿に上る階段のようです。
ここでは靴を脱ぐということになっているので靴を脱いで上がります。
既に何人かの人が上がっていました。
とっても長い階段です。運動不足のせいか、足がつりそうです。
登り階段は一直線ではありません。
途中で踊り場があり、踊り場から方向を変えて、また急階段を上り、延々と続きます。
もし、この木組みの階段が無ければ、ロープを伝って山道を滑らないように登らないといけません。
よほど山登りに自信がなければ上がれそうもない岩肌でした。
いよいよ頂上部分に近付いた頃、ちょっと不思議な場所がありました。
明らかに信仰の対象になっている場所です。お供え物を並べられるように、コンクリートブロックが無造作に並べてあります
。その上に何か置かれています。
この岩が、先ほどの案内板で書かれていた、神様の岩でしょうか?
松葉博雄も、脱帽して、木の階段から床下に下りて、大神島の神に深く頭を下げ、この島に来られた感謝の気持
ちを報告させてもらいました。
展望台から見える景色は360度、パノラマです。
素晴らしい景色です。ここもやはり晴れていたら素晴らしい景色ですが、残念ながら曇りです。
もしも、強烈な台風がこの島を通り過ぎれば、その時はきっと、この遠見台に立っていることは出来ないのでは
ないかと思います。風を防ぐものが何もありません。
南の方向には、大神島の港が見えます。
その先には、池間島や宮古島の島影が見えます。
ここで、持って来た缶ビールを開けて、太陽の恵みを頭上に浴びながら、下界の眺望を神の山からゆっくり満喫
しようと、そんなつもりでしたが、思わぬ先客が居ました。
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2013年2月16日(土)