しましょうね~しましょうね。しましょうね。沖縄では、婉曲に勧める時に、~しましょうねといいます。

~しましょうね。沖縄で、「ご飯にしましょうね。」と言われると、一緒に食事することになります。第130回沖縄訪問(12) /内食/冷麺

~しましょうね。沖縄の~しましょうねは、優しい言葉に聞こえます。「ご飯にしましょうね」

盛りつけの時には、「このくらいにしましょうね」お金を払う時は、「支払いにしましょうね、3,500円ですけど、3,000円にしましょうね」と、優しく聞こえて来ます。

沖縄に何度も通うと、~しましょうね~しましょうねが耳に聞こえて来ます。~しましょうねは、帰る時も、「松葉さんまた次も、ご一緒、しましょうね」と言われると、また来て、一緒に飲みたくなってきます。

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今回の第130回沖縄訪問は、沖縄恩納村 前兼久の海神祭ハーリー応援にやって来て、ハーリーの応援が終わると、その後は特に予定もなく、沖縄のスローライフを楽しんでいます。

朝早く目が覚めました。まだ6時にならない頃です。沖縄は、夜明けが遅く、昼が長く、夜が更けるのも、神戸より1時間遅く感じます。外に出ると、まだ暗く、前兼久には明かりはついているものの、人の動きはありません。

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少しうとうとして、もう一度6時過ぎてベランダに出てみると、もう明るくなっていました。今日は、神戸に帰る日です。帰りの便までは時間があるので、何をしようかと考えて、本を読むことにしました。司馬遼太郎です。司馬遼太郎にしましょうね、と自分に呼びかけています。

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10時頃、昨日、片山正喜さんと行ったラーメン屋さんに行って冷やし中華を頂きます。
冷やし中華を頂いた後は、ホテルに戻って帰り自宅をします。夕方の便で、神戸に帰ります。

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山城興善さんの畑では、台風でほとんどの作物は被害を受けていましたが、地面を這って実っている、冬瓜は無事でした。

冬瓜二つを頂きました。神戸に持って帰って食べてちょうだいと、ご親切に頂いたものの、冬瓜1個は、スイカよりも重く、二つも送れば、送料が5,000円も超えそうです。

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せっかく頂いた冬瓜は、金城家において来ました。冬瓜は、新聞紙に包んで、涼しい所においておけば、一年はもつほどの便利な食材です。船の長旅に出るときは、水夫(かこ)さんは、冬瓜を積んで出たそうです。

かわいそうな例もあります。ガラパゴス諸島のゾウガメは、長旅のタンパク質の補給源として船に積み込まれ、旅の途中で食べられて、それが続くうちに、とうとうゾウガメは絶滅寸前まで船員の食料にされていました。その点、冬瓜なら絶滅に至ることもなく、かわいそうな話しになりません。

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司馬遼太郎の小説は、沖縄からずっと続いています。飛行機の中も、司馬遼太郎の小説を読み続け、2時間のフライトは、窓の外には明石神戸地区が見えて来ました。もうすぐ神戸空港です。第130回沖縄訪問は、これで終わります。

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