たこご飯:「ロールキャベツ風タコご飯、蟹かまぼこ添え」
タコご飯:「ロールキャベツ風タコご飯、竹輪添え」第129回沖縄訪問(6)
沖縄の梅雨を実感します。沖縄恩納村では、朝から大雨です。テレビでは沖縄本島に大雨注意報が出る程、本島全体に大雨が降っているそうです。やはり梅雨時期なので、予想通りの雨の沖縄訪問になってしまいました。
ムーンビーチホテルの前の雨の量はと言うと、向こうの東シナ海の海が見えない程の雨です。真栄田岬も、前兼久の海も、雨と霧でまっったく見えません。
これでは、どこにも行けないので松葉博雄はこれから、料理に専心する事にします。
松葉博雄流「タコご飯」の作り方です。美味しそうだなと思ったら、自宅で作ってみてください。
素材のタコは、山城亭の山城久永さんの奥さんが、お魚屋さんをしていて、売り物のタコを、松葉博雄に持たせてくれました。そのタコが、冷凍庫に残っています。
昨日のうちに解凍しておいた、タコ足を取りだし、2本の内の1本を使います。
細かく刻んでいきます。
たこ焼きのお店では、蛸を大きく切るお店と、小さく切るみみっちいようなサイズがあります。今日の切り方は、ご飯に混ぜてたこご飯を作るので、切り方は、みみっちいサイズになっています。
細かく切ったタコを、洗ったお米と一緒に釜に入れて、昆布をのせて、醤油、みりん、お酒、鰹出汁粉で味付けします。
その上にキャベツの一番外側の葉を置きます。
これでキャベツの葉は、ご飯を炊く熱で柔らかくなります。さらに、蟹蒲鉾も一緒に蒸します。
お釜をガスにかけて、およそ20分くらいでご飯が炊けます。
美味しいタコご飯を作るのは、水加減、火加減、味加減です。
では、水加減、火加減、味加減とは、具体的にはどんなレシピになるのでしょうか?松葉博雄の場合は、これはもう、勘でいきます。そして、ご飯が炊ける間に、お味噌汁を作ります。
タコご飯が出来ました。釜から、少し煮汁が焦げたような、醤油を含んだタコが焦げたような、美味しそうな匂いが漂ってきます。釜から取りだし、お皿に盛りつけをします。まずお皿にキャベツの茹でたものを敷いて、タコご飯を乗せます。
その上に蟹のかまぼこを乗せます。
「ロールキャベツ風タコご飯、蟹かまぼこ添え」の完成です。
とても美味しそうな匂いがしています。
少しお焦げが出来るように火加減をしたので、お焦げの匂いとタコの煮えた匂いとで、良い匂いがしてきます。
キャベツで包んでいただきます。
味の感想は、何ともいえない春キャベツの甘みが出て、とっても美味しいお料理になりました。「ロールキャベツ風タコご飯、蟹かまぼこ添え」を食べた後は、神戸から持って来た、司馬遼太郎の小説を読みます。
小説をきりの良いところまで読んで、その後は、しばらく研究論文を見直して、そうこうしていると、早、お昼ご飯になります。お昼ご飯は、もう一度残ったタコ飯に、キャベツを入れてやや違うものを作ります。
今度はちくわを一緒に釜に入れて、温め直します。 お焦げは、ピラフのようになって美味しそうです。これも、ロールキャベツ風です。 キャベツは、外側から一枚ずつ、剥いていき、後になるほど、柔らかい、薄いキャベツになって行きます。
お昼ご飯を食べて、テレビを見ていると、金城正則さんから電話があって、「レンタカーを、金城家預けているので、ドライブするには困るでしょうから、 車で迎えに行きますよ」と松葉博雄を迎えに来てくれることになりました。
雨で足場も悪く、どこにも行けなかったので、嬉しいお誘いです。
2011年5月16日(月)