沖縄読谷 真栄田岬 青の洞窟で大人気 隆起したサンゴ礁が形成する 断崖絶壁です
投稿No:10075
真栄田岬園地へ 隆起したサンゴ礁が形成する 断崖絶壁です
青の洞窟は、ダイバーの集まるポイントです
晴れた日の真栄田岬
曇りの日の真栄田岬
いつもホテルの部屋から見ている
真栄田岬ですが、最近は眺めて満足していて、
直接足を運んではいませんでした。
じっと眺めていると、久しぶりに
真栄田岬まで行ってみようと思い立ち、
さっそく車を走らせました。
沖縄海岸国定公園の真栄田岬園地に
車を停めて、お散歩がてら、
のんびり歩いてみます。
沖縄海岸国定公園とは何かというと、
沖縄本島の読谷村残波岬から
名護市世冨慶までの海岸線と、
嵐山や屋我地島を含む羽地内海から
辺戸岬までの海岸一帯、
さらに与那覇岳や名護岳などの
山岳地帯を含む広大な自然公園の事を言います。
沖縄特有の隆起石灰岩の海蝕崖やサンゴ礁など、
多様な自然景観が特徴です。
また、与那覇岳や名護岳などの山岳地帯には、
亜熱帯常緑広葉樹林が広がり、
貴重な動植物が生息しています。
この真栄田岬園地は、
真栄田岬の自然美を楽しむために
整備されたエリアです。
遊歩道が設けられており、
岬をぐるっと一周することができます。
遊歩道からは、断崖絶壁と
青い海のコントラストを
間近で感じることができるのです。
小さな海茶屋さんもありました。
青の洞窟ソフトクリームが看板商品です。
青の洞窟と言うだけあって、
青い色がついたソフトクリームです。
甘い物が好きであれば、ソフトクリームを食べながら
のんびりお散歩を楽しめそうです。
真栄田岬は、
琉球石灰岩で構成された断崖が連なっていて、
隆起サンゴ礁が三角形に突き出しています。
東シナ海に突き出したその姿は圧巻です。
ここからは、東シナ海を一望できます。
真栄田岬の最大の魅力で、
一番有名なのは、何と言っても「青の洞窟」です。
洞窟内の海底は、隆起したサンゴ礁が
風化して形成された白い石灰岩で覆われています。
この白い海底が、
太陽光を効果的に反射する役割を果たします。
洞窟の入口から差し込んだ太陽光が
透明度の高い海水を通過し、
海底の白い石灰岩で反射されることで、
洞窟内の海面が幻想的な青色に輝くのです。
また、真栄田岬周辺の海は透明度が高く、
色とりどりの熱帯魚や
サンゴ礁が生息しています。
初心者から上級者まで楽しめる
ダイビング、シュノーケリングスポットとして
有名なのです。
しかし、真栄田岬では
一日最大で7000人が訪れることもあり、
観光客がサンゴ礁を
踏みつけるなどの行為により、
サンゴの損傷が報告されています。
生態系への影響が問題視されているのです。
2000年代初頭には、
知る人ぞ知る場所だったのですが、
「青の洞窟」とネーミングされ、
観光ツアーとして販売されるや否や、
爆発的な人気となり、現在では、
慢性的な混雑の様相を呈しているのです。
この恒常的な混雑により、
近隣集落内で違法駐車が相次ぎ
地域住民からは
状況の改善を求める声が出ています。
無店舗型のシュノーケリングショップなどが、
駐車場にワゴンを置きっぱなしにして
営業しているケースがあるそうで、
事業者のモラルの低さも課題になっています。
真栄田岬では、
違法駐車やサンゴ礁の劣化といった問題を受けて、
2021年に初の「実証実験」が行われました。
これは内閣府沖縄総合事務局が主導したもので、
2021年11月8日から12月6日の約1カ月間、
海域に入場するマリンレジャー事業者や
一般利用者は、施設管理会社に届出を提出する、
というものであったそうです。
(参考:東洋経済)
私の大好きな場所が
こうして問題になってしまうのは
非常に残念な事です。
真栄田岬の自然をこれからも守り続け、
未来の世代にも美しい景色を伝えていくために、
訪れる私たち一人ひとりが
自然を尊重しなければなりません。
この日は、お天気が
あまり良くなかったのですが、
ダイビングの船を見つけました。
真栄田岬の真下の青の洞窟は、
風のない、波の穏やかな
シュノーケリングとダイビングの穴場になっています。
真栄田岬の長い丘は、
北風を防ぐ屏風のような役目をしていて、
風はおさまり、波は静かで、
絶好のダイビングとシュノーケリングの場所です。
本島では、東海岸は全部ダメでも、
この真栄田岬だけは潜れるのです。
沖縄の自然は、
言葉にできないほど美しく、
訪れるたびに心が癒されます。
透き通った青い海、色とりどりのサンゴ礁、
亜熱帯の豊かな緑、これらの自然は、
多くの生き物の住処であり、
私たち人間にとっても大切な宝物です。
この素晴らしい環境を守り、
次の世代にもその美しさを伝えるためには、
私たち一人ひとりの行動が重要です。
2024年11月10日