投稿No：9685

　恩納村　真栄田岬に沈む夕日　今日一日に感謝　

恩納村　真栄田岬

真栄田岬と言えば、青の洞窟で有名な

ダイビングや、シュノーケリングで賑わう場所です。

ホテルの部屋からは、真栄田岬に沈みゆく

日没の様子が、感動的に見えました。

夕陽が水平線上に近づくと

不思議に、雲が太陽を隠してしまうのがいつものことです。

それが、１０月の今は、雲が太陽を隠しません。

ムーンビーチホテルの、その先に

沈みゆく太陽が見えています。

一日の終わりが近づいているようです。

でも、一日の夜の始まりでもあります。

見送る太陽は、

場所が変われば、

朝を迎える太陽になっているのです。

サンゴ礁の彼方に、

白波のラインが見えます。

あれが、陸から視るとサンゴ環礁の外側になります。

その先は、一気に深海へ続く断崖です。

ゆっくりと、日は沈んでいきます。

サンセットには、不思議な魅力があります。

夕陽を見て、元気を貰うと言うより

何んとなく、センチメンタルな気持ちになるのです。

朝日が昇る時間には、

朝日を見て今日も頑張ろうと、

元気をもらっています。

そして、手を合わせて、

太陽へ感謝の気持ちも湧いてきます。

ビルの谷間に沈んでいく夕陽もあれば、

山の稜線に隠れていく夕陽もあります。

夕陽も百景あると思いますが

好きなのは、海の地平線に沈みゆく太陽です。

少し前まで、

照り付ける強い太陽が

夕陽になり、沈みゆく寸前には

怖かった人が、優しくなったように感じます。

刻々と、消えていく瞬間が迫ってきていることが

大切に思っている人が、消えていくような

人生の寂しさに繋がってくるようです。

直視できなかった太陽が

日没駿遠には、直視できるようになっています。

完全な夕日は、沖縄でも、恩納村でも

なかなか見える機会がすくないのです。

それが、遮る雲もなく、まん丸い太陽の真ん丸い

光りを放って、海を染め、雲を染めて

今日のお別れのフィナーレのように輝いて見えるのです。

恩納村真栄田岬の沖に沈みゆく太陽に

今日もありがとうございましたと

感謝の気持ちが自然と湧いてきました。

そして、明日もよろしくお願いしますと

つぶやいているうちに、夕日は水平線の彼方に

消えて行ってしまいました。

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