快適な見え心地がテーマ、ニコン・エシロール社の勉強会 ①
投稿No:8580
快適な見え心地がテーマの、ニコン・エシロール社の遠近両用レンズの勉強会を行いました。
快適な見え心地を事業の定義とする ニコン・エシロール
ニコン・エシロールは、
日本のニコンとフランスのエシロール・インターナショナルとが
2000年に設立した合弁企業です。
代表 者は ニコラ・バルビエさんです。
世界で最も売れている遠近両用メガネレンズの
「バリラックス」を日本で販売しています。
ニコンエシロールでは、メガネに求めることは
『見え心地」だと定義していました。
メガネに求める かけ心地 見え心地 使い心地
前回、2020年1月31日に、
ニコンエシロール国内営業本部長の松田修平さんと意見交換しました。
この時の意見交換では、メガネに何を求めるかと考えた時、
ニコンエシロールでは、メガネに求めることは
『見え心地」だと定義していました。
見え心地とは、その基礎となる検眼がしっかり出来ていることです。
そして、視力を的確に出すレンズを選ぶことが大切なことです、
そして、メガネのかけ心地に繋がるフィッティングが適正であることです。
検眼・レンズ・フィッティング、この三要素で見え心地が決まります。
この3要素は、ニコンエシロール社から、
研修を受けることができます。
この意見交換に基づいて、
商品と周辺技術に関する知識の勉強会を行いました。
まずはメガネレンズの種類の基本知識から説明が始まりました。
ニコン・エシロールはこんな方におすすめ
- 老眼が進んで生活に不便を感じてる方
- ライフスタイルに最適な見え心地をお求めの方
- ワンランク上の見え心地をお求めの方
4つのタイプから、ライフスタイルに合った見え心地を選択できます。
最新設計、最新テクノロジーにより、
あなたに合ったベストな見え心地をお届けします。
快適な見え心地にするための4つのタイプ。
資料出典 ニコンHP
研修の講師はニコン・エシロールの片岡靖裕さん
研修の講師は、ニコン・エシロール 国内営業本部・
西日本営業部・テリトリースーパーバイザーの片岡靖裕さんです。
遠近両用レンズの仕組みについて
・なぜ一枚で遠くも近くも見れるのか
・なぜユレ、ゆがみ、ボケが生じるのか
・ピントが合う領域、合わない領域
など焦点の変化について学びました。
累進レンズの基本特性について
・加入度による違い
・累進焦点レンズの見え心地
について学びました。
老眼が進むと良いグレードのレンズが必要になります。
グレード別の違いについて学びました。
遠近両用が慣れない、使いづらいという理由には、
視線の使い方がポイントとなります。
遠近両用レンズの構造・機能・用途
構造:遠く用のメガネの下方に、徐々に近くが見やすい度数が付いている
機能:遠くから手元まで1本すべての距離が見られ、掛け替え不要
用途:運転や、遠方主体の日常生活にオールマイティー
苦手な場面:長時間の手作業は近用部分が小さく、疲れやすい
室内用レンズ(中近レンズ)
構造:室内距離を中心にした度数のメガネの上下に、
遠く用、近く用の度数が付いています。
機能:室内を広く見渡せ、室内での掛け替えは不要です。
近用ワイドレンズ(デスクワーク用レンズ)
構造:近く用メガネの上に、少し先まで見える度数が付いています。
機能:デスクの上をほどよい奥行きで広く見渡せます。
用途:長時間のデスクワークや資料を広げたパソコン作業が向いています。
近用単焦点レンズ(老眼鏡)
構造:手元の決まった1か所にピントが合う
機能:決まった距離のみを見続けるには具合がいい
用途:読書用老眼鏡
苦手な場面:掛け外しが必要で、広いデスクワークは苦手です。
現代の老眼対策としては、高加入度対策が必須
・遠近だけでは満足度が上がりません。
・中近タイプの浸透が必須(目標30%)です。
様々なライフスタイルへの対応ができます。
今回の勉強会は、質問をしやすいように少人数での受講とし、
講義の回数を増やしてもらうことで、
出来るだけ多くの社員が受講できるようにしました。
その分、講師は大変です。
西日本営業部・テリトリースーパーバイザーの片岡靖裕さんに、
同じ内容の講義を、受講生を変えながら、何回もしていただきました。
ありがとうございました。
2020年3月25日(水)