兵庫医科大学 産婦人科の分娩室、生まれたばかりの赤ちゃんの泣き声が聞こえました。U君誕生の日
兵庫医科大学 産婦人科の分娩室の外の廊下には、生まれたばかりの赤ちゃんの泣き声が聞こえました。まるで、子猫の鳴くようなかわいい声です。U君誕生の日 孫ブログ/松葉博雄の家族・好々爺日記
U君誕生の日
携帯電話が鳴り、外で待機していた松葉博雄に、
「そろそろですよ」と連絡がありました。
少し空気が冷たい秋の夜です。
外で待機していた松葉博雄に、 「そろそろですよ」と連絡がありました |
急ぎ、病院に入り、エレベーターに乗り、
病室に入ってみると、
分娩室に行った後です。
ここまでの1週間は、今か今か、
まだかまだかの連続でした。
とうとう、そのときがやって来ました。
分娩室に入って、しばらくすると、
赤ちゃんの泣く
おぎゃーおぎゃーの声が廊下に聞こえました。
どうやら、元気に生まれたようです。
赤ちゃんの泣くおぎゃーおぎゃーの声が廊下に聞こえました |
昔のように、生まれた子を取り上げて、産湯に入れ、
ガーゼの着物を着せて、
すぐに見舞いの人たちに
披露するということは、ありません。
少し距離を置いて、まるで通過する一瞬を 待っているような対面です |
しばらく、じっと赤ちゃんが
廊下に出てくるのを待っています。
赤ちゃんとの対面は、少し距離を置いて、
まるで重要な人が車で通過する一瞬を、窓越しから、
ちらっと見るのを待っているような対面です。
感染の問題があり、
病院側も十分に予防しています。
夜勤の先生や、看護師さん、
助産婦さんらのチームは、
出産が終わると、すぐに記録を取り、
赤ちゃんに疾患がないか、
確認の作業に入っています。
長い1日でした。悪阻 陣痛 しんどかったお母さん
赤ちゃんを見て、
娘の元気な顔も見て、今まで苦しんでいた、
産みの苦しみが、嵐のように去ったようです。
つわりが強いときは、魚はダメ、
炊きたてのご飯の匂いがダメ、
あれがダメ、これがダメと、苦しんでいました。
陣痛も失神するほどの苦しみようでした。
でも、生み終えると、点滴を受けながらも、
歩けるほどの回復振りです。
これで一安心です。
病院を出て、家に帰るときは、見上げると、
雨は上がり、月が雲間から少し覗いて見えました。