竹原保存地区では、醤油醸造場を利用した、カフェ「ほり川」でお好み焼きをお昼ご飯に頂きました。土産物屋さんでは、木魚のような竹細工を買いました
広島県三原・竹原編(3)
帰り道、竹原市の保存地区に寄りました。
全国には、各地に小京都と言われる、古い町並み保存地帯があります。
いくつかの小京都を訪れたことがありますが、どこも路地が細く、現代の車社会には、困っています。
竹原の保存地区では、積極的に町並み保存をして、観光客を集めています。
昔の建物に、今風のお店を開き、古い文化と新しい文化が共存するように、工夫しています。
そのひとつの例が、醤油醸造場を利用した、カフェ「ほり川」です。
ここでは、かわらぶきの屋根の下で、昔の土間の跡に、座敷の跡に、お好み焼きが食べられるように、内部改造をしています。
お好み焼きを焼く鉄板は、一ヵ所に集中していて、お客さんの注文は、焼き上がった後、それぞれの客席に運ばれてきます。
具材は、瀬戸内海で捕れた魚介類を売り物にしています。
広島焼きも有名です。
広島焼きは、お好み焼きの上に、キャベツの細切りを分厚く載せて、こてで押さえつけて、次第にキャベツが小さくなる代わりに、キャベツの甘みがお好み焼きに染み込んでいきます。
のしイカのフライをお好み焼きに乗せて焼くメニューもあります。焼きそばやお好み焼きの値段としては、観光地価格の1200円~1500円ほどの値段です。
周りは、日曜日のせいか、観光客が多く、年代層は中高年代と思います。
太陽は頭上に上り、陽は真下を照らしています。
竹原の保存地区の黒屋根と白壁は、明るい太陽に照らされ、軒下は、日陰を作り、光と影のコントラストが出来ています。
ひとつひとつのお店を覗いてみます。
竹原市は、市のシンボルを竹にしています。お店には、竹の加工品が多くあります。
竹を乾燥させて、切り口を入れ、共鳴が響くような加工をした、まるで木魚のような竹細工を買いました。
兵庫県にも、丹波篠山が小京都と呼ばれ、昔ながらの町並み保存をしている場所があります。
丹波篠山の保存している建物とよく似た大正時代の建物がありました。
道路幅を整備し、車も入ってこられるように、道幅が広がったことで、町並みは明るくなりました。
景観保存が始まる前は、家と家がもっと重なり合い、日の当り具合も暗い感じでした。
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2009年6月28日(日)