企業訪問：経営の研究は、実に奥深く、興味の尽きない問題があります。経営者は、日々、経営者的判断をしていきます。メニコン本社訪問（2）

企業訪問：企業訪問には、企業訪問する目的が必要です。企業訪問をする時に、企業経営者に面談できると、企業訪問の時にしか出来ないような、質問をすると、企業訪問への熱意を受け止めてもらえます。

企業訪問には、日頃の経営の研究が生かされるチャンスです。経営は、実に奥深く、興味の尽きない問題があります。経営者は、日々、経営者的判断をしていきます。

企業訪問の時には、どんな判断をするのか、どんな理由でするのか、それは、経営者自身にしか分からないことですが、新聞記者やニュースレポーターのように、経営者に直接会って、なぜなのか？どうしてなのか？を尋ねて、経営判断がなされた背景を推察していきます。

企業訪問で、経営者は、歓迎してくれますが、経営者も尋ねられたら、ありのまま、本音の通り、答えてくれるとは限りません。テレビのニュース番組を見ていても、インタビューに対して、抽象的な、真意のよく分からない、返事が返ってくることは、よくあることです。

企業訪問で、どれだけ詳しく真意を聞き出すのか、これもインタビュアーの腕次第になります。今日のメニコン本社での田中英成社長との会談は、腹の探り合いをしている訳ではありません。

経営学を研究するひとりの学徒として、どのように判断して、何を目指しているのかを純粋学問として尋ねています。答える側としては、なかなか答えにくい質問かもしれません。

戦略的経営とは、トランプや麻雀、花札などのゲームのように、手の内をあからさまに見せる訳はないのです。

企業訪問で、経営の話に熱が入ってくると、所々に、何となく真意がチラッと見えるときがあります。

チラッと見えた真意を見つけられるかどうかが、企業訪問のインタビューの成果となります。

メニコンの社長室には、これまで何度か、企業訪問でお邪魔していますが、企業訪問に来る度に、部屋の模様が少しずつ変わってきていることを感じました。

 

2009年4月22日（水）