岡山県那岐山の山の駅「山野草公園」では、川が絶えず流れています。しかし、元の水ではありません。 【りんりんを偲んで─第2弾─その3】

りんりんを偲んで、りんりんと昔、一緒に近隣ツアーに行った場所に、つい行きたくなってしまいます。

何かりんりんが呼んでいるように思って、ハンドルがりんりんの姿を求めて、車を走らせているようです。

りんりん追悼記念

これから行く山の駅「山野草公園」は、岡山県と鳥取県の県境に近い、那岐山の山麓にある山の駅です。

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那岐山は、昔、火山活動をしていたようで、周辺には火山灰が堆積しています。りんりんは、広い芝生をくんくん鼻を鳴らしながら散歩したことがあります。

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りんりんが山の駅に来たのは、2006年4月の津山へ花見に行く途中でした。

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10月の終わりの山麓は、少しずつ紅葉が山頂から山裾へと広がっています。

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松葉博雄は、りんりんと歩いた道を辿りながら、公園を歩いていると、まだ、歩いたことのない鉄橋がありました。

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鉄橋を渡ってみることにしました。

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鉄橋の途中で、下を見ると、山と山の谷底には、小さな川が流れています。

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この川の流れを堤防でせき止め、小さい水たまりがあり、水溜まりには、今日の空が映って見えます。

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堤防の川下には、河川敷の公園があり、公園の芝生で野外で遊ぶような施設も用意されています。

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こんなところに税金が使われていることに、驚きました。たぶん、利用する方は、かなり少ないのではないかと思います。

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山の駅の売店の周りに、川の流れを利用した池があり、池を渡る渡り桟橋を歩いて、散歩を終えました。

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お店で、何か探してみましたが、特に山の山菜で食べたいような食材が見つかりません。

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確か、前回は、とても愛想の良い女性の販売員がいたことを記憶していましたが、今日は、いませんでした。

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2006年から僅か2年の間ですが、一緒に来た仲良し3人娘は、それぞれ住居が変り、頻繁には会えなくなっています。

川の流れや、滝の流れを見ていると、同じように見えても、流れている水は、違うのです。

同じ水は、二度と流れません。今見ている水は、いつか下流へと流れていき、そして海に注ぎ込み、大海の水となり、蒸発して、雲になり、また地上に雨となって降ってくるのです。

小さな滝の中に、自然の水の循環の不思議を感じながら、眺めていました。

 

2008年10月30日(木)