2008年8月に、会社で使っている統計解析ソフトSPSSを販売するエス・ピー・エス・エス株式会社からパンフレットの入ったDMが届きました。

統計解析ソフトのSPSSの新しいバージョン「SPSS Statistics 17.0」が9月末から発売されるということです。あわせて共分散構造分析ソフトのAmosもバージョンアップして「Amos17.0」が発売されるというお知らせでした。

どこが新しくなったのか、パンフレットだけではよくわかりません。無料説明会「SPSS Statistics 17.0 紹介セミナー」が9月11日（木）に大阪で開催されるので、ちょうど会社も定休日なので、行ってみました。

会場は大阪梅田にあるHERBIS（ハービス）です。

パワーポイントのスライドがよく見えるように一番前の席に座って説明を聞きました。

今回の新しいバージョン17.0から、単に「SPSS」と呼んでいたソフトの名称が、「SPSS Statistics」と、統計ソフトであることを強調する名称に変更されています。

新しいバージョンで追加された目玉は「EZ RFM」というオプションです。ちなみにこれはオプションのソフトになるので、本体のSPSSとは別料金になっています。

RFM分析というのは、大量の顧客データを、顧客の最新購買日（Recency）、累積購入回数（Frequency）、累積購入金額（Monetary）の3つの指標によって分類する手法です。

RFM分析は、色々な統計解析手法を組み合わせて行なう分析です。今まで具体的にどのように分析を進めるのか知りませんでしたが、今回の説明を聞いて、少しわかりました。このオプションのソフトを使えば、スムーズに分析ができそうですが、ソフトがなくてもできそうです。手法の組み合わせに秘密がありました。

共分散構造分析を行なうAmosも17.0にバージョンアップしました。今まで不便だったところがちょっとだけ改良されているようでした。

新しく追加された機能ではありませんが、データマイニングのソフトの紹介もありました。テキスト・マイニングの説明もあったのですが、時間の都合で、とても駆け足の説明となり、具体的な手法や手順がよくわからなかったのが残念でした。

13時30分から2時間の説明は、多くの機能の説明を聞いているうちにあっという間に時間が過ぎてしまいました。

2時間の説明を聞いて、SPSSのどこが新しくなったのか、だいたいわかりました。RFM分析の具体的な手法がわかったのは、大きな収穫となりました。休みの日に、神戸から大阪まで出かけていった甲斐がありました。