<広島ツアーその3>宮島の世界遺産・厳島神社に行きました。【従業員投稿】

広島ツアー2日目です。今日の行き先は宮島にある厳島神社です。厳島神社も、昨日行った原爆ドームと同じく世界遺産に登録されています。

世界遺産・厳島神社

広島駅からJRに乗って宮島口駅に着きました。30分もかかりませんでした。宮島に渡るフェリー乗り場は駅からすぐそばです。

世界遺産・厳島神社

昨日までとは違って、今日は青空の広がるいいお天気になりました。

世界遺産・厳島神社

フェリーは気持ちよく風を切って進みます。鳥居の周辺は世界遺産に指定されている海域になるので、フェリーはそんなに近くまでは行けません。

世界遺産・厳島神社

10分程度で宮島に着きます。フェリーターミナルにはさっそく鹿に対する注意書きがありました。野生なので、噛みつかれたりしないよう気をつけて下さいというものです。

世界遺産・厳島神社

気をつけて下さいと言うだけあって、あちこちに鹿がいます。たいていはのんびりしていますが、この立派な角をこちらに向けて突進してくる姿を想像すると怖くなります。

世界遺産・厳島神社

2004年の台風18号では一部の社殿が倒壊し、檜皮葺の屋根も被害を受けましたが、すっかりきれいに修復されています。

世界遺産・厳島神社

世界遺産・厳島神社

回廊で結ばれた海上の社殿をもつ厳島神社の現在の形は、平清盛が建てたと言われています。

世界遺産・厳島神社

現在では国宝に指定され、1996年にユネスコの世界遺産にも登録されました。

世界遺産・厳島神社

入口にあった潮見表を見ると、今は満ち潮に向かって潮が満ちてきているところです。海の水が建物の足下にゆっくり侵入してくるのを見ているだけでも飽きません。ゆっくり、ゆっくり、景観が変わっていきます。神社という人工物と、海という自然を組み合わせた、すごいアイディアだなと思います。

世界遺産・厳島神社

基礎の高さは、大潮の満潮の時にぴったり床下まで水が来るように設計されているはずです。当時の建設技術と自然観察のレベルの高さに驚きを感じます。

世界遺産・厳島神社

しばらく潮の満ちていく様を眺めていると、結婚式が始まりました。いい場面に出くわしました。開放感のある木の回廊の上を白無垢と羽織袴で歩く新婚カップルに、観光客から拍手が送られます。

世界遺産・厳島神社

新婚カップルの背景に目をやれば、檜皮葺の屋根が見事です。この屋根と高床は当時(平安時代)、貴族の邸宅として流行した寝殿造りの特徴です。

世界遺産・厳島神社

地球温暖化の影響でしょうか、近年は、高潮被害が頻繁にあるようです。床板の隙間からピチャピチャと水が噴き出すこともしばしばです。

世界遺産・厳島神社

ほんのわずかな自然の変化が、歴史を超えて人々の目を楽しませてきた遺産に影響を及ぼしています。

世界遺産・厳島神社

8月には大鳥居の沖合の海上で花火大会があるそうです。結婚式はもうできませんが、花火大会を是非一度見てみたいものです。
大きな地図で見る