神戸三宮センター街 ナガサワ文具でパーカーのボールペン、大橋堂の手作り万年筆の修理の相談
投稿No:7877
神戸三宮センター街 ナガサワ文具 大橋堂の手作り万年筆と、パーカーのボールペンの代わりのボールペンが滑らかに書けるようにナガサワ文具店に相談しに行きました。
神戸三宮センター街 ナガサワ文具でパーカーのボールペンを探す
報告書に意見を書いたり、手紙を書くとき等、
会社で仕事をするときの筆記用具は手作り万年筆と、
パーカーのボールペンを使っています。
パーカーのボールペンは、40年も前にハワイの免税店で買ったボールペンです。
とても書きやすく、長年馴染んで使っていました。
ところが3年ほど前、外出先でパーカーのボールペンを紛失してしまいました。
代わりのボールペンを近くの神戸三宮センター街
ナガサワ文具店に行って探しましたが、
同じものはもうパーカー社自体が販売していないそうです。
無くなると一層欲しくなり、少しでも似たものはないかと、
探して買ったのが、今使っているボールペンです。
使ってみると、滑らかに書けません。
滑らかに書けないので、ついつい使わないまま放置していました。
神戸三宮センター街 ナガサワ文具で仙台市 大橋堂の手作り万年筆の修理
万年筆は仙台の万年筆の会社「大橋堂」が神戸に出張販売して、
百貨店の東北六県物産展で売っていたのを偶然見つけ、購入しました。
一度に4本購入したのではありません。
最初の一本が気に入ったので、一本づつ増やしていたのです。
手作り万年筆は使い勝手が良くて気に入り、
今は4本の18金の万年筆を使っています。
仙台の万年筆製造会社の大橋堂は、
毎年そごうか大丸のどちらかの百貨店で出張販売が続いていました。
出張販売の時は、すでに購入済みの顧客には、
修理もかねて、案内のハガキが届いていました。
東北の離れた場所の大橋堂の万年筆は毎年のケアが受けられるので、
重宝して使っていました。
2011年3月の東日本大震災が起きて、
大橋堂の出張販売は止まってしまいました。
それ以来、手元の万年筆は、毎年のアフターケアを受けられない状態が続いていました。
メンテナンスが止まるとインク漏れが起きました
4本の万年筆の中で特に気に入って使い込んでいた中字用の万年筆は、
インクが詰まるようになり、スムーズに書けなくなりました。
ボールペンと万年筆の二つの筆記用具が不調になって、
文字を書くのに支障が出ていたとき、
奥さんが、ナガサワ文具に万年筆の専門家が出張相談に来ているから行ってみようと、
提案がありました。
ナガサワ文具はすぐ近くなので行ってみました。
外国産の替え芯から、国産の替え芯に替えると
パーカーのボールペンの代わりに買った金張りの万年筆は、
国産の水性用の替え芯に変えることで書きやすくなりました。
外国産の替え芯は粘着性があって、滑りにくいのだそうです。
一緒に持って行った京都セラミック製のボールペン2本も、
国産の水性の芯に替えると滑らかになりました。
国際線ファーストクラス 客室乗務員の経験談
ある雑誌で読んだ話です。
国際線のファーストクラスの客室乗務員の方の話では、
著名なビジネスマンの大抵の方は、
共通して自分用のボールペンを持っているそうです。
客筆乗務員がボールペンを用意しても、
サインには自分のボールペンを使われるそうです。
サインをしたり、メモを書いたり、手紙を書くとき、
慣れたボールペンを使いたくなるのは、優れたビジネスマンの特徴のようです。
どうして、共通している特徴なのかわかりませんが、現実のようです。
ボールペンは解決、万年筆は持ち越し
ボールペンはすらすら書けて、使えるようになりました。
インクが漏れる手作り万年筆のほうは、
今日の修理はできませんでした。
出張修理に来られる万年筆の専門家が、
今日来られる日ではなかったからです。
仙台の大橋堂の万年筆が滑らかにかけるようにならないと、
社員からの業務報告書に万年筆を使って書き込むときに、
私の手の指は、万年筆のインクで青くなってしまいます。
万年筆の修理はまたの機会になりました。
大橋堂の手作り万年筆 3兄弟
従業員の皆さんとか、取引先の皆さんとの通信には
今はパソコンによるメールが一番よく使っています。
しかし、味わい深いのは手書きの文書です。
長年に渡り愛用している万年筆が3本あります。
ずいぶん前に神戸のデパートの催しもの会場で見つけた、
仙台が本社の手作り万年筆を1本買ってみました。
毎年ハガキが届き、指定された日に巡回訪問によるアフターサービスを無料でしてくれます。
太字 中字 細字の役割分担
極太を最初に買いました。
極太は書きやすいのですが、インクがとても早く減り、
しょっちゅう補給しなければなりませんでした。
次に中太の万年筆を買いました。
これだと、極太よりはインクのもちは長続きしました。
さらに、細字用を買いました。
細字用はノートにどんどん文字を書いてもかなりインクは続きます。
ボールペンも書きやすいのですが、手作り万年筆を今も愛用しています。
極太と中太は黒インキ、細字は青インキとして、色も使い分けています。
深刻な文章を書く時は、黒の極太が迫力があって良いです。
なかなか深刻な文章を書くことがなくてもっぱら青インクが活躍してくれています。
今は手作り万年筆を使う方はめっきり減っているとのことでした。
しかし、名人の長年の経験と熟練した技術によって作られた1本の万年筆は、
味わいのある書き心地と満足感を与えてくれます。
2018年7月16日(月)
仙台市の手作り万年筆の大橋堂から、毎年の出張サービスの案内がありました。神戸では、そごうか大丸で毎年出張サービスがあります
大橋堂のメンテナンスを受けていたころは
仙台市の大橋堂さんから、万年筆の定期点検の案内ハガキが届きました。
以前にホームページに紹介した、「手作り万年筆三兄弟」の万年筆です。
毎年、案内が来ても、忙しくて行けない年もあります。
インクを吸引する方式なので、何年も使っていると、
インクの出方が悪くなることがあります。
人間の健康管理と同じように、万年筆も定期検査や定期修理が必要です。
今年の担当者の方は、初めて女性の方に当たりました。
今関喜久子さんに、尋ねてみました。
「大橋堂で地方巡回する担当者は、何人いるのですか?」
「私を入れて、3人です」「今関さんは、この道何年ですか?」
「50年ぐらいです」
「松葉博雄の万年筆は、どんな状態ですか?」
「手入れがあまり行き届いていません」
「ペン先は摩耗していますか?」
「18金なので、柔らかく、20年ぐらいは使えます」
3本の万年筆のうち、極太の1本のペン先を細字に替えてもらうことにしました。
金の価格が上がっているので、ペン先も高騰しています。
万年筆の胴体部分は、天然ゴムのエボナイトです。
プラスチック製とは違います。
ペン先はすべて18金で、メッキは使っていません。
極太のペン先を下取りして、細字用のペン先に取り替えすると、19000円
弱掛かりました。もう1本極細用を買うことにしました。
万年筆兄弟は三本から四本へ
これで、大橋堂の万年筆は4本になります。
今関さんのお話では、30本ぐらい持ている人が大阪にいるそうです。
その30本は、すべて使っているそうで、
所蔵して見ているだけではないようです。
桐の箱に入った新しい万年筆が加わり、4本になりました。
最初に買った万年筆は、今では貴重品になっているそうです。
すべて手作りなので、作れる人も限られていて、量産はできません。
大橋堂の社長さんは、現代の名工として、
平成7年に勲六等瑞宝章を頂いた、名工です。
現代の名工 万年筆の大橋堂の植原栄一さんの作った万年筆を使って、
名文を書きたいものです。