神戸親和女子大学の三宮サテライトキャンパス・センタープラザ教室がオープンしました
2007年7月1日から、さんプラザコンタクトレンズの本社のあるセンタープラザに、大学の教室が誕生しました。神戸市北区の鈴蘭台にキャンパスのある神戸親和女子大学です。
この大学の三宮サテライトキャンパスのセンタープラザ教室が、センタープラザの9階のフロアのほとんどを占める大きな規模で開設されました。
1960年~70年代に都心に人口が集中しすぎ、過密を防止するために大学のような大きな施設を建設することが規制されました。そこで、大学は郊外へと広がっていきました。
神戸の場合は、大学を建設しようと思うと、西区の学園都市や北区に進出することになりました。東京では、八王子あたりに大学がたくさん建設されました。鉄道路線や住宅団地の開発と合わせて、郊外に大きなキャンパスを持った大学がたくさん生まれたのです。
しかし、1990年代後半から少子化が進み、学生が減ってきました。今までは黙っていても学生が増えていった大学も、学生に来ていただく立場になってきました。不便な立地にあると、学生が通学するのに面倒だということで、ちょっとでも交通の便が良いところへと、大学が戻ってこようとしているのです。
松葉博雄が通った神戸商大(現兵庫県立大学)は三宮の交通センタービルにサテライト教室がありました。大阪府立大学も、本校は中百舌鳥ですが、難波にサテライト教室がありました。神戸から中百舌鳥へはちょっと通えませんが、難波だったらなんとか通えました。
神戸親和女子大学も三宮にサテライト教室をつくることによって、学生の皆さんはとても便利になったのではないでしょうか。
顧客である学生にどのようにしたら来てもらえるのか、充実した教育や研究を提供できるのか、大学も顧客のことを考え、顧客のための経営を考えているのだろうと思います。