ご挨拶は、小笠原流で、両手をついて指を揃えて、「おかえりなさいませ」
りんりんは、たいていの時間は家の中にいて、家中の警備にあたっています。交番で見てきた捜査方法や、警備の方法について、深く学習しています。
りんりんは、人見知りをしません。しかし、突然、散歩中に、近づいてくる子供の追いかける仕草には、尻尾を垂れてやや苦手の態度を示します。
一方、りんりんは、ホスピタリティがあります。ホスピタリティというのは、「癒しの原点」です。
たとえば、ホテルでは、旅の人が、1夜の宿を所望したときに、快く出迎える気持ちが、その一例です。
りんりんは、松葉博雄が帰ってくると、玄関で両手を揃え、頭を下げて、「おかえりなさい」のポーズをとります。
こうして、出迎えられると、松葉博雄としても、まんざらではありません。「そうか、そうか」と、頭を撫でてやり、ついでに、「今日一日、警備役、ご苦労様でした」とご褒美をあげます。
りんりんは、これがたまらないので、また明日も、松葉博雄が帰ってきたら出迎えるつもりになっています。
2006年12月21日(木)