200ボルトの動力用電気で、アルミ温室に強力なエアコンが付きました。冬でも、沖縄の花が咲いてくれたら嬉しいのですが。

ヒスイカズラ、ベンガルカズラ、ハイビスカス、ブーゲンビリア、プルメリア、アリアケカズラ、みんな200ボルトのエアコンで、冬も花が咲いてくれるように期待しています。

12月に入ると、気温はどんどん下がってきました。

全国各地で積雪の情報もテレビでは報道されています。

2016年にアルミ温室を作って、沖縄の植物を沢山温室の中で育ててきました。

2016年の秋には、アルミ温室の内部に200ボルトの電力用の電線を引いて、200ボルトに対応するエアコンを取り付ける予定にしてました。

ところが、請け負った工務店が手配を忘れてしまっていて、2016年の取り付けには間に合いませんでした。

200ボルトの動力用の電気は、関西電力に申し込む必要があったのです。

審査には事前に数ヶ月かかります。

アルミ温室を建設した片桐農園も200ボルトの申請をしてくれていませんでした。

2017年は、3月に200ボルトの動力用電力の申請をしていますが、今年もまた工務店が関西電力に配電の申請を忘れていたようです。

これでは可哀想なのは、アルミ温室の中に冬の寒い日にエアコンが付くことを待っていた熱帯植物たちです。

大急ぎで申請をしてもらって、やっと12月の中旬になって、200ボルトの動力用の電気が温室につきました。

200ボルトの配電が出来ると、すぐにエアコンの取り付けです。

ダイキンは製造中止したということなので、三菱電機の暖房と冷房が使える、エアコンを取り付けしました。

朝8時から工事が始まり、夕方6時頃まで工事はかかりました。

やっと根付いたベンガルカズラは、これから寒い冬が来るのも知らずに、けなげに咲いています。

2017年の冬に、ヒスイカズラ、アリアケカズラ、ベンガルカズラのカズラ類は、1月と2月の寒波で枯れてしまいました。

沖縄に行って、苗を各地で探して買い求め、2017年の夏になんとか勢いを取り戻したカズラ類です。

サーモスタットを取り付けて、10度以下に気温が下がれば、自動で暖房が温室に入るように設定しました。

バナナの木も、ハイビスカスも、ブーゲンビリアも、プルメリアも、10度以上であれば、温室で越冬できそうです。

200ボルトのエアコンの取り付け工事を見ていると、三人の職人さんが、一日かかって作業をしていました。

エアコン本体が、頭上より高い所に取り付けるためには、それを支える架台が必要です。

架台を組み立てて、エアコンを架台の上に乗せても、落ちてこないようにしっかり固定します。

セパレート式なので、本体から少し離れた場所に室外機を取り付けます。

母屋に取り付けたエアコンも、一緒に架台に乗せて、室外機は二台同じ場所に設置しました。

室外機に繋がるパイプは通路に埋め込んで、通行の妨げにならないようにしました。

エアコンは、取り付けるだけでなく、配管が見た目に見苦しくないように、化粧をするのも職人さんの腕次第です。

室外機の風向きが、生活に邪魔にならないように、方向を考えて設置場所を決めました。

200ボルトの室外機と、100ボルトの室外機の2台を同じ架台に乗せています。

200ボルト動力用の強力なエアコンは、アルミ温室に取り付け完了できました。

これで明日からは、沖縄産の熱帯植物も、冬の寒さから守る事が出来ます。

奧さんは、工事を見ていて、博雄さんも扶養家族がたくさん居て大変ねと、心配してくれます。

確かに扶養家族がいて、それぞれが寒さで弱らないように、メダカの場合はお腹が空かないように餌をちゃんとあげて、さらに増える事まで考えています。

200ボルトのエアコンが付いたことにより、冬は咲かない沖縄の花も、年中無休で咲いてくれたらお世話をした甲斐があります。