はっとする言葉 「やりたいね、仕返しよりも、恩返し。」私もそう思います
はっとする言葉、「やりたいね、仕返しよりも、恩返し。」
お寺の掲示板「やりたいね、仕返しよりも、恩返し。」
私の同級生の年代くらいになると、
ほとんどの友人は、
定年退職した後、
自宅で過ごしています。
私も今、自宅で過ごす時間が増えて、
友達の環境が、どんな日常なのか、少しわかるようになりました。
銀行、証券会社、保険会社、不動産会社、
リゾートクラブ、その他、
新規開業のお店からの案内があります。
今日の午前中は、
家の近くを奥さんと一緒に散歩しています。
家にいると、勧誘の電話がよくかかってきます。
これほど勧誘の電話が多いとは知りませんでした。
自宅の周りを歩いていると、
お寺の掲示板に、
そうだと思う、掲示がありました。
「やりたいね、仕返しよりも、恩返し」その通り
私は、以前勤めていた会社が、
私が退職した後に、
存続の危機に陥ったことがあります。
それを知って、
私ができることは何かと考えて、
倒産価格すれすれまで落ち込んだ
株価を少しでも支えようと、微力ながら、
何万株単位で何度も、
下がったら買うという、
支援も続けたことがあります。
これは、入社して何も知らない、
戦力にもならない新入社員の私に、
お給料を払ってまで、
仕事を教えてくれたことへの恩返しのつもりでした。
その気持ちが、
「やりたいね、仕返しよりも、恩返し」
の言葉とぴったりだったので、
そうだ!と思いました。
散歩の途中で、
神戸市シルバー人材センターの
軽トラックが止まっていました。
何をしているのかと作業を見てみると、
大きなおうちのお庭の植栽の選定です。
我が家にも、屋外の掃除に、
神戸市シルバー人材センターから
一カ月に何回か来ています。
今日のシルバー人材センターの作業は、大掛かりです。
軽トラックで作業トラックを持ち込んで、
職人さんが、7人も来ています。
これは、仕事の仕上がりを見れば、専門集団です。
神戸市シルバー人材センターを調べてみると、
お仕事をしたい人には、
年齢が60歳以上で、
人材センターに入会することになっています。
他方、お仕事を依頼したい方には、
いろいろな分野の仕事に対して、
派遣の形をとっています。
依頼主からは、仕事を委託する委託を受ける、
委託契約になります。
したがって、仕事の依頼する側と、
シルバー人勢センターの会員との雇用関係は生まれません。
雇用関係がなければ、
給与・賞与・退職金なども発生しません。
依頼する側にも、便利な制度です。
今の時代に、60歳といえば、まだまだ元気な年代です。
それが、定年退職で仕事がなくなれば、
社会的つながりがなくなり、
家に閉じこもっていると、
早く老けてしまいます。
持っている技能、才能、技術、専門知識などを活かして、
仕事につながる機会を作ってくれている、
シルバー人材センターはとてもいい制度だと思いました。