ルミナリエ試験点灯2015
2015年の試験点灯は、ハートフルデーの前日に行われました。
毎年12月になると、神戸の旧居留地ではルミナリエが開催されます。
ルミナリエは1995年から毎年この12月に行われてきました。
ルミナリエは、屋台も出ている冬のお祭りでもあり、イルミネーションで毎年賑わいますが、本来の開催目的は、阪神淡路大震災が関係しています。
1995年1月17日に起きた、阪神淡路大震災が起こった年から、鎮魂と追悼行事と、街の復興を記念して、震災により減ってしまった神戸への観光客を呼び戻す目的として、毎年12月に行われています。
運が良ければ試験点灯が見れると聞き、ルミナリエ開催の前日、行ってみることにしました。
試験点灯の日時は一般予告はされておらず、噂や例年から予測していくしかありません。
報道陣や、プロのカメラマンの準備を見た通行人が、今から試験点灯が始まるということに気付いて一目見ようと立ち止まっています。
近辺はオフィス街でもあるので、この道が通勤路の人はよくご存じなのかも知れません。
気付けば歩道には沢山の人達がカメラやスマホを準備して待っていました。
一体何時から始まるのかもわからず、寒いので車に入ってはまた出てを繰り返している人も居ました。
点灯の準備が整うと、警備員による予告が始まりました。
「次の信号が赤になったら、点灯します。試験点灯は10分間です。」
というアナウンスがされました。
そして点灯が始まると、作業員や、プロのカメラマン達からも、歓声の声が上がっていました。
警備の人達も、10分間で消えてしまいますので、どうぞトンネルにも入って堪能下さいと、呼びかけがありました。
開催期間中は体験する事のない、人通りの少ないルミナリエのトンネルを、走り抜け抜けてみる人や、
車にカメラを設置して通っている人や、普段と違ったルミナリエを堪能している人がたくさんいました。
試験点灯は初めて見ましたが、交通規制もされていない、普段と何も変わらぬ神戸の街が光のトンネルに包まれ、とても落ち着いて見る事が出来ました。
事前予告がされていないため、狙っていくのもなかなか難しいですが、来年もまた試験点灯に巡り会えたらなと思いました。
そして後日、ルミナリエの開催期間が始まり、せっかくなので久し振りにこちらも行く事にしました。
過去に行ったのは何年も前ですが、以前とは違った交通規制の厳しさに驚きました。
なんとも会場までの道のりが長い、わざわざ遠回りさせられ、ゾロゾロと進んでいくしかない事に、途中でやっぱりやめようかという人もちらほら。
でも、交通規制の柵が頑丈すぎて、途中で出る事も出来ません。
今回からはLEDに代わり、今までの暖かみのある光から、どこか寒色になり、今までとは違った近代的なイルミネーションに感じました。
毎年グレードアップしているルミナリエ、来年も期待したいと思います。