お父さんの感謝の気持ちでフルーツポンチをつくりました
お父さんの家族への感謝の気持ちでフルーツポンチをつくりました
お父さんの家族への感謝の気持ちで、慣れない包丁を使い、家族の皆さんにフルーツポンチをつくりました
母の日の感謝の会で、奥さんは、急にアルコールがまわったのか、寝込んでしまっているので、松葉博雄は奥さんの替りに、今日集まってくれた子供達にフルーツポンチを作ることにしました。材料を探すと、マンゴー、りんご、オレンジがありました。
子供たちが見る前で、子供が幼いとき、お父さんの包丁捌きを見せてあげると言って、りんごの皮を途中とぎれることなく、一本の紐のように剥いて見せたことがあります。それを思い出して、今夜も3人の子の前で、りんごの皮を剥いてみることにします。
子供たちは包丁で手を切らないようにと、ハラハラしながら見ています。なにしろ、ビールを飲んで、普段やっていない包丁捌きを酔った気まぐれで、りんごの皮をむくのですから心配して当然です。
特に、マンゴーの皮を剥くときは、マンゴーの実がとても滑りやすいので、つるんと滑って、包丁で手を切ってしまうことだって想像できます。
りんりんはりんりんで別のことを考えています。棚からぼた餅が落ちてくるのを待つように、松葉博雄がひょっとして、りんごの皮を落とすのを下から伺うように、期待を込めてじっと待っています。このへんは辛抱強いです。
もし、落ちてこなくても、同情をもらえるかもしれません。じっと、一途に見つめていると、時々頭を撫でてくれることがあるからです。りんりんはりんりんで、二股を掛けています。つまり、落ちてくるのを待つか、同情を待つかです。
りんごの皮は、見事一本の線でつながりました。問題はマンゴーの皮の剥き方ですが、これも途中滑りそうになりながらも、一本の皮につながりました。マンゴーの実は、今が完熟時でした。持つだけでつるんと滑って逃げそうな、まるでうなぎのような状態です。
マンゴーの実の真ん中には、イカの骨のような平たい小判状の種があります。マンゴーの実は切りにくいのです。これを、斜め切りにしながら、種を避けるように、種から実を削ぎとるようにきっていきます。
多い少ないの熱い視線を気にしながら、出来るだけ平等にお父さんは子供たちの皿に分けていきます。
りんりんは下からおねだりです。りんりんは執拗に見つめます。なかなかもらえません。
せめて、マンゴーの果汁でも、こぼれてこないか、ずっと待っています。マンゴーを食べていると確かに果汁がこぼれます。
テッシュペーパーでふき取る前に、さっとなめて少しだけマンゴーの味を堪能していると、やはり、かわいそうにということで、ほんの少しりんりんにもフルーツのおすそ分けがありました。
水泳の金メダリストの、イアン・ソープ選手は、世界的なスイマーで、外に出ると誰もが尊敬と有名人としての特別の扱いをしてくれます。
しかし、ソープのお母さんはソープ選手に言いました。「外でいくら偉くても、家に帰ったらあなたは、わたしの息子なんだから、お母さんを言うことを聞きなさい。」と言ったそうです。3人の子供たちが成人しても、お父さんお母さんの前では、いつまでも子供なのです。
明石:魚の棚の「宝来焼魚店」の明石鯛を誕生日のお祝いに頂きました~メデタイ、メデタイ~