もしも、鰻が神の使いと崇められていれば、今の鰻の高騰はありません。社長ブログ/神戸の生活/土用の丑
土用の丑の日には、日本中が、うなぎ、うなぎと騒いでいるときに、岐阜県郡上市美並町粥川地区では、鰻は鬼退治をした神の使いと神聖視して、決して食べないそうです。社長ブログ/神戸の生活/土用の丑の日
奧さんと2人で鰻の蒲焼きを頂いていると、テレビでも今日の丑の日にちなんで、鰻のネタのニュースが聞こえてきました。
これまで土用の丑の日には日本中が夏バテ防止に鰻を食べるものと思っていましたが、それが全く逆の、絶対に鰻を食べない地域が、日本にあるそうです。
それは、岐阜県の郡上市美並町粥川地区です。
報道によれば、この地区の人達は、鰻を神の使いと信じて、食べるよりも保護をしているそうです。
神社にも祀って、鰻をあがめているようです。
ニュース番組のレポーターはこの地区の方に、本当に一生に一度もあの美味しい鰻を食べた事がないのか、念を押して尋ねていました。
何人ものインタビューを受けた方が全員、これまで一度も鰻を食用にした事がないようです。
これは驚きです。
そういえば、インドに行けば、ヒンドゥー教の教えでは、牛は神聖なものとしてみられ、決して食用にしていません。
インドの地方都市に行けば、牛が街の中で、自由に移動しています。
まるで、奈良の鹿のような、自由な移動をしています。
もし日本中に、鰻が神の使いで神聖なものとして扱われて食べなければ、日本中の川には、今でも天然鰻がわんさか、湧くように鮎のように、あちらこちらに見られたのでしょうか?
2015年7月25日(金)