淡路島の淡路市北淡町轟地区は、淡路びわの発祥の地です。社長ブログ/神戸の社長/社長の生活/淡路ブログ

枇杷の実の味は、農家毎に違います。土地の地質、日の当たり方、肥料、風の強さなどで、味が変わります。社長ブログ/神戸の社長/社長の生活/淡路ブログ

ビワの美味しい季節になりました。びわと言えば、淡路島の淡路市北淡町の轟地区です。轟地区は淡路ビワの発祥の地です。

今日ははあいにくの曇り空です。雨が降ると、びわの収穫作業は止まります。

予め調査して、ここの枇杷なら美味しいと、評判が良い枇杷農園に行きます。

ビワの木は、農業に適さない、植える物もないような急斜面地を活用して、ビワが栽培されるようになりました。

従って、ビワ農家は、山の斜面に畑を持っています。

びわの木からびわが収穫出来ると、今度は収穫したびわを売る為に、びわを車に積まなければなりません。

ですが、急斜面のびわ畑には車が入りません。

そこで、枇杷農家は道路に面した路面で販売所を設けるか、それとも通りすがりのお客ではない、固定客を作る努力をしています。

今日訪れた二軒の枇杷農家は、一軒目は路面店の販売所を持ったびわ農家です。

もう一軒は固定客をもって、通信販売とか、古くから馴染みの販売所へ卸売りをする方法をとった、びわです。

一軒目の路面店では、期待する味のビワはありませんでした。

ビワ農家の意見では、びわの味はびわ農家ごとに違っていて、自分の好きな味はどこの枇杷農家の味か、探す必要があるそうです。

二軒目の枇杷農家に行きました。

山の斜面にある枇杷農家なので、車が通る道路から少し奥に入っていきます。

少し山に入ると、イノシシやタヌキが、夜になると枇杷の実を求めて山の奥から出てくるそうです。

その為、枇杷畑の周りには、弱い電気の電流網を設置して、

猪や狸が触れると、ビリっと感電するようになっています。

ケーキ用と書かれた札が置かれてる箱もありました。

神戸のアンリ・シャルパンティエが、いくらでもいいから出来るだけ沢山送って欲しいと言われているそうです。
B級品のびわを使ってシロップ漬けにするそうです。

枇杷は少しでも傷があるとB級品になります。

傷がない枇杷を、大きさ別に分けていきます。

しかし、大きいからと言って、必ず美味しい枇杷とは限りません。

今日の枇杷農家は田﨑豊さんの枇杷園です。

6月初旬から始まるびわの収穫シーズンは、僅か2週間程度の短期間で、一年売上が決まります。

ケーキ屋さんに出荷する為のB級品の枇杷は、外側に傷があるとか、ややこぶりの枇杷です。

選別外のびわが試供品になっています。

試食させてもらうと、味はそれぞればらつきのある味です。

田崎豊さんはこぶりの枇杷をトラックに積んで、集荷場に運んでいきます。

この枇杷は、観光バスに乗って淡路島に来る、団体客用の枇杷です。

団体客に小さな折り箱を作り、その折り箱に枇杷の実を箱詰めにして、お土産として渡すそうです。

宅配伝票が沢山ありました。

ちらっと見ると、兵庫県からと、兵庫県外からと、沢山の注文が届いています。

収穫した枇杷をすぐに選別し、注文があった方に宅配して、販売しているようです。

6月の下旬になると、最後の追い込みで、とても忙しそうでした。

2015年6月18日(木)

美味しい枇杷を見つける為、毎年淡路のびわ農家を訪ねて探します。

ビワの味は毎年変化します。枇杷の生産農家も、枇杷の味を一定に保つため苦労しています。

梅雨と書けば、梅の実が熟する頃ですが、梅雨入りの頃は梅だけでなく、枇杷の実も熟してきます。

毎年淡路島に行き、枇杷の生産農家を訪ね、どこが美味しいのか、美味しい枇杷の実を求めて、評判を聞いたり、売られている枇杷の生産農家を調べて訪ねて行く、このような努力をしています。

2016年の枇杷デビューは、農家に買いに行く前に、化粧箱に入った枇杷を頂きました。

この枇杷はどこの生産農家なのか、もしこの枇杷が美味しければ、この生産農家に電話して、家を訪ねてでも買いに行くつもりです。

ところが、化粧箱に入った枇杷は、生産農家の名前が表記されていません。

これでは、もしとっても美味しい枇杷にあたったとしても、誰が作った枇杷なのかは、わかりません。

淡路の枇杷であることは確かです。

化粧箱に入ったうまい枇杷は、15個入りです。

淡路のびわは、その発祥の地は、北淡町の轟地区です。

生産農家に行って、枇杷の味についてお話を聞いた事があります。

枇杷の生産農家にも、枇杷の味を固定化するのは、難しいそうです。

毎年、同じ木でも、枇杷の美味しさは変わるそうです。

変わる要因は、土地の持つ力、太陽の当たり方、その年に与える肥料、気候条件などが相互に影響し合って味が変わるそうです。

枇杷の出荷については、厳格な等級区別があり、計りに乗せると音声が出て、「Lです」「Mです」と、一瞬に判断してくれるようになっています。

枇杷農家は、ほとんど毎年の直接注文で、出荷が終わります。

市場に出回るより、毎年宅配で固定客に送る枇杷のほうが多いそうです。

さて、今年の初めての枇杷は、どんな味でしょうか?

期待しながら、そっと皮をむいてみます。

今日の枇杷は、3Lです。最高級の大きさと、品質のようです。

これでは、期待は高まります。

皮を剥いてみると、みずみずしい枇杷の果汁が枇杷の実全体に、今枇杷のジュースをかけたような新鮮さで、みずみずしさが溢れています。

枇杷は、これが全部食べられたらいいのになぁと思うほど、実のところ食べられるのは表面くらいで、枇杷をかじれば、すぐに種にあたります。

枇杷の種を、庭や畑に蒔いておけば、すぐに芽が出て、どんどん大きくなりますが、枇杷の実はつきません。          

                                2016年6月