明石芳彦先生の博士ゼミは、一月末で学期末に入ります。
査読付投稿論文を書いて、査読者からアクセプトされるには、一定の判断基準があります。判断基準を意識して、投稿論文を書くことが、求められます。 大阪市立大学大学院 事業創造研究科 博士課程後期(1)
明石芳彦先生の、今学期最後のゼミは、1月26日(月)にありました。これから大阪市立大学大学院事業創造研究科博士課程後期のゼミは、しばらく春休みに入ります。
いつものように、少し早めに教室に入り、教室の電気とエアコンをつけ、皆さんが来るのを待ちます。
最初に教室に入ってきたのは、山﨑真嗣さんです。山﨑真嗣さんは、パワーポイントが使えるように、設定を始めました。
その後、菊池浩史さんが教室に入ってきて、今日の発表者2人が揃いました。
先発は、菊池浩史さんです。レジュメを読めば、かなりの分量がありました。パワーポイントごとの画面を印刷していて、その文字がぎっしり詰まって、必然的に文字の大きさがうんと小さくなっています。
一生懸命読もうとしても、年のせいか、読み切れません。文字が読めなければ、パワーポイントの画面を見て、説明に耳を傾けて、理解するように努めました。
内容の発表は30分です。その後、30分位の質問は、次々と出る意見に30分も延長する事になり、60分の予定が90分で終了です。
松葉博雄が意見を述べるときには、既に意見が出たことばかりなので、何をアドバイスするべきか、指摘がなかった部分を探します。それは、この研究の研究価値についてです。
具体的に言えば、
①この研究には、新しい発見がありますか?
②この研究で得られた結果は、どんな事が重要なのでしょうか?
③この研究で用いたデータは信頼できるデータでしょうか?
このような内容で質問をして、菊池浩史さんの意見を聞いて、次の発表者と交代です。
山﨑真嗣さんは高等学校の先生なので、その職歴から得られた経験と調査を元に、査読論文を書こうとしています。
山﨑真嗣さんの発表と、菊池浩史さんの発表を聞いていて、具体的な詳細よりも、これで投稿論文の査読が通るかどうかが、重要な問題であると思いました。
何しろ、査読論文を通す為には、立場を査読者に置き換えて考える必要があります。査読者が査読論文をアクセプトするには、判断基準がいくつかあります。その判断基準を考慮した上で、論文を作成しなければ、なかなかアクセプトしてもらえません。
2015年1月26日(月)