査読付き投稿論文作成のための発表を聞いて、私ならこうする、私だったらこう書く、と考えています。
大阪市立大学大学院で、客員研究員の感想です。ドクターコースのゼミ生は、査読付き投稿論文作成に、頭を悩ませています。
大阪市立大学大学院の明石芳彦先生が主催する、博士ゼミの日です。12月に入り、寒くなってきました。仕事を早めに終えて、三宮から梅田に来ています。
阪急梅田は、すっかりクリスマスモードに変わっています。そういえば、神戸もルミナリエが始まって、多くの見物の方が、三宮に来られています。
12月になると、心なし皆さん急ぎ足になったように感じます。
図書室で、創造都市研究の紀要を読んで、他の方の研究論文を参考にさせてもらいます。
今日も、松葉博雄が一番に入室しています。今日の発表は、二人の予定です。
先に来た、山崎真嗣さんが、パワーポイントの設定を始めました。
ゼミの発表の当番というものは、緊張するものです。力一杯考えて、何とか準備をしてきても、その後、どんな質問やら、どんな指摘やら、どんな指導があるのか、予想もつかないからです。
ゼミが始まるまでの、少しの間、雑談をしています。主に、どこの学会に発表したらよいのか、どの学会が採択してくれやすいのか、などの、情報交換です。
家永秀則さんの発表から始まります。
雑談の時、家永秀則さんの考えは、これまで長年、世渡りをしてきた経験で、気合いと声が大きければ何とかなるという経験を持っています。なるほどなぁ、確かにそうです。必ずやるぞと思う、気合いは大事です。
松葉博雄も、気合いで生きてきました。特に交渉事は、相手との気合いの問題になります。
そうなると、博士になるための、査読付き投稿論文の作成と、その後の採択されることも気合いです。
山崎真嗣さんは、アントプレナーシップの教育について、研究を進めています。
発表を聞いていて、いくつかの疑問が湧いてきました。その疑問は、仮説に対する疑問です。
もし私なら、論理展開をこのように変える、という疑問です。しかし、博士課程後期となると、研究者として、一人一人の持論があります。他人の持論に対しては、尊重しなくてはなりません。
発表者一人につき、発表30分、質問時間は30分ですが、二人の発表は、この持ち時間では終わりませんでした。
二人の発表を聞いて、考えて、意見を交換すると、しばらく停滞していた研究者としての頭脳が、油を差したように、活性化してきました。やはり、博士ゼミは刺激になります。
夜の9時を回って、帰り道の梅田は、来た時の梅田より、人通りは少なくなり、阪急百貨店のショウウィンドウの灯りは、消えていました。
これから家に帰り、家に帰るとお風呂に入り、お風呂からあがると奥さんの作ってくれた晩ご飯をいただき、ビールを飲んで、その後就寝です。
2014年12月8日(月)