誕生日のケーキのデザインも、ケーキのお店も、ママがこども可愛さで選びました。

5歳の幼児には、まだ親のありがたさは分かるはずもなく、目の前のロウソクを無邪気に消しています。  U君七五三 (4)

子供は多い方が良いよ、と言われます。何人も兄弟がいれば、上の子が下の子のお世話をするようになります。でも今の時代、子育てには、相当なエネルギーと教育資金がかかります。

そこで親は迷うのです。一人でいいかな、とか、一人っ子になると可愛そうだな、とか、迷うのです。

U君の場合は、一人っ子の時もありましたが、今は妹のMちゃんがいて、賑やかになりました。

おたんじょうびのケーキに、妖怪ウォッチのキャラクターが描かれています。白い方が「ウィスパー」、オレンジ色の方は「メラメライオン」だそうです。

ろうそくの本数が、一桁のうちは、成長が楽しみです。これが、二桁になり、二桁も後半になってくると、なかなか良いことが、そうありません。

電気を消して、ハッピーバースディの歌を歌い、U君は強い息を吹きかけて、ローソクの灯りを消します。

このケーキのデザインも、ケーキのお店も、U君のママが、U君可愛さで出来ていることです。しかし、5歳のU君には、まだ親のありがたさは分かるはずもなく、目の前のロウソクを無邪気に消しています。

蝋燭を抜き取り、U君は妖怪ウォッチの絵柄がある、お誕生日ケーキをカットします。

チョコクリームとチョコレート味のスポンジが層になった、チョコレートケーキです。

サービス係の仲居さんは、ケーキの半分を持ち帰り用にし、今の席では半分だけを食べるように、運んでくれていましたが、忙しさに紛れて、半分のケーキは、受け取れませんでした。

最後はお抹茶です。

U君は帰るときに、前回8月にサービス係をしてくれた、綺麗なお姉さんがいることに気が付きました。お姉さんの方も、U君に気が付いて、しゃがみ込んで、U君の手を握ってくれました。

U君は嬉しいのですが、恥ずかしくて、はにかんで、なかなか素直に喜びが出ません。

見送りに出てくれたのは、二蝶の女将さんの山本容子さんと、大女将の徳永尚子さんです。

大女将の徳永尚子さんは、旧姓 深津尚子さんで、愛知県岡崎市のご出身だそうです。

元卓球選手で、慶應義塾大学在学中の1965年にリュブリャナで開催された第28回世界卓球選手権大会女子シングルスで優勝し、世界チャンピオンになりました。

その時いただいた金メダルを、部屋に戻って取ってきて、見せてくれました。

慶応大学の大学生の時に、女子世界チャンピオンに輝いたとは、素晴らしいことです。恐れ入りました。

女将の山本容子さんは、前回8月の二蝶を利用した時のブログ記事を読んで、詳しくお店のことを紹介していただいてありがとうございます、と言われました。

天気予報では、今日の七五三の宮参りの日は、雨の予報でした。それが曇りで、さらに、日の光も出てきたことで、とても良かったです。これも屋島寺に前回お参りしたお陰です。

一連の行事が終わると、今日は早めに神戸に戻ります。毎日毎日、忙しい日が続くので、早く戻って明日のために休養も必要です。

帰りの瀬戸内海を渡る、マリンライナーからは、夕日が見えました。

七五三や、5歳のお誕生日会は、一日の中で、朝日のような輝きがありますが、段々年をとってくると、朝日から夕焼けのように、太陽の位置が変わったように思います。

それでも、沈んだ太陽も、明日の朝はまた昇ってくるのです。今日の一日を感謝して、また明日の忙しい一日を迎えるように、今夜は家で休養です。

2014年11月2日(日)