平家の里 大歩危・祖谷温泉郷に着きました。「祖谷渓温泉ホテル秘境の湯」はここにあります。

祖谷渓温泉ホテル秘境の湯で、ゆるり、大自然のおもてなしを受けます。 徳島 (4)

平家の里 大歩危・祖谷温泉郷に着きました。「祖谷渓温泉ホテル秘境の湯」はここにあります。

「祖谷渓温泉ホテル秘境の湯」のホームページによると、

料理については、「大自然の中で育まれた祖谷そば、川魚あめごなど、素朴な食材を吟味した郷土料理を、心行くまでご堪能ください。」

また、この辺りには、「虹の森公園」もあります。虹の森公園は、道の駅で、水族館やレストラン、ガラス工房や親水公園「やすらぎゾーン」など、多彩な魅力を集めた公園でもあります。

荷物を受け取り、案内してくれたサービス係の女性のお話では、本当の秘境といえるのは、昔のことで、今でも秘境と言える場所は、もっと山奥のほうにあるそうです。

この秘境の湯は、第三セクターで運営されていました。しかし、経営の立て直しのため、民営化されているそうです。

ここで働いているスタッフは、ここしか働く場所が無いと思って、一生懸命顧客サービスに努めているそうです。

祖谷渓の切り絵 秋の紅葉のシーズンでしょうか。かずら橋と渓流が描かれています。

祖谷渓温泉 ホテル秘境の湯の温泉は、冷泉で加熱しているそうです。このホテルの売り物は、この近くにある、かずら橋です。

部屋に案内されました。ホテルは3つの棟が、階段状になって増築されています。そのため、別の棟に移るためには、エレベーターで渡り廊下のある階層に上がり、そこからまた別の棟のエレベーターに乗り換えを繰り返します。

荷物を置いて、温泉に入って、一息入れると、少し早い時間ですが、夕食です。

片山正喜さんと、松葉博雄と奥さんの3人で乾杯です。

祖谷渓谷なので、アユ料理が出てきます。最初は、アユの 姿造里です。祖谷こんにゃくとすだちが添えられています。

先付けの枝豆豆腐、前菜の雨子田楽、蓮芋、うすい豆と、続きます。片山正喜さんが、バイクで、北海道と東北地方を回った旅行の話で、話が弾みました。夏でも、東北地方は寒かったそうです。

東北の人との話は、話すテンポがゆっくりとしているので、これまでの経験に無いような、ゆっくりとした話し方を聞いたそうです。

アユの塩焼きです。これにもすだちが添えられています。気になるのは、この鮎は天然鮎なのか、養殖鮎なのかということです。これは、自分の舌で判断してみます。

地産椎茸の酒塩焼です。「徳島県の生椎茸」は、生産量日本一です。同じく特産の、すだちをかけて食べると、美味しくいただけます。

割と早いペースで、料理が運ばれてきます。次は、初夏野菜の天ぷらの盛り合わせです。

サービス係の女性に、この鮎は養殖鮎ですねと、ずばり尋ねてみると、やはりそうでした。養殖鮎が出る理由は、価格にあります。今晩の一泊料金は、およそ2万円ですが、それでも、天然鮎は出ません。

ご飯セット 漬け物 祖谷手打ち蕎麦が出ると、全部は食べきれません。

食事が終わると、ビールを飲んでいない片山正喜さんに、車の運転をお願いして、祖谷のかずら橋に行ってみます。

祖谷のかずら橋は、日本三奇橋のひとつとして知られているようです。

日本三奇橋は、諸説ありますが、以下の5つの橋のいずれかが日本三奇橋と言われています。

「錦帯橋(きんたいきょう・山口県岩国市)」、「木曽の棧(かけはし・長野県木曽郡)」、「甲斐の猿橋(さるはし・山梨県大月市)」、「神橋(しんきょう・栃木県日光市)」、「愛本刎橋(あいもとはねばし・富山県宇奈月)」

かずら橋の営業時間は、終了しています。しかし、21時までは、ライトアップされているので、かずら橋に近寄ってみました。

昔と違って、今のかずら橋は、かずらの中にワイヤーが混じっていて、ワイヤーで強度を高めています。

吊り橋の、歩く部分は、隙間が広く開いています。この隙間に足を入れると、足がスッポリ入りそうです。

かなり怖い感じです。有るわけがないのですが、もし、この隙間から、体が抜け落ちたら、下の渓流まで真っ逆さまに落ちそうです。まるで、インディージョーンズの映画のようです。

このぐらい隙間が開いていたら、幼い子が歩くのは、危険です。U君や、リッキー君は、まだこの橋を歩いて渡ることは危険です。

今は観光用にかずら橋は利用されていますが、遠い昔は、これが生活道路です。向こうの山に渡るには、下の渓流を越えて渡るか、このかずら橋を慎重に利用して渡るかの、二者択一です。

危ないことはやめて、かずら橋から、平行して走って、道路に行ってみました。道路を渡ると、看板がありました。左に行けば、「かずらや」や「新おやま荘」等のお宿、お山公園、いこい食堂、滝美食堂です。

右に行けば、かずら橋夢舞台、やま里(お食事処)、「とし子荘」、「ホテルかずら橋」、「祖谷美人」等のお宿があります。

夜のかずら橋は、とてもスリリングな体験が出来ました。昼間訪れていたら、こんな体験は出来ません。かずら橋を支えている両側には、とっても太いヒノキの大木が、支柱に使われていました。

帰り道、真っ暗い所に車を停めて、車を降りて、夜空を見てみました。真っ暗い夜空に、綺麗に輝く星が、杉木立の隙間から見えました。久しぶりに見る、輝く夜空でした。

2014年8月26日(火)